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【天皇賞秋】今の東京は高速決着ではないの巻。

皆さん、ごきげんよう。

決戦当日の朝を迎え、気持ちを落ち着かせるべくブレンディのほんのり苦いカフェオレをちびちびしながら今このnoteを書いてます。

元祖・調教ハンター天童なこさんばりの穴抜擢カツジが勝利したスワンS。

驚かれた方も多かったはず。笑

真面目な話、逃げるとは1ミリも思っておらず、岩田君がまたおかしな競馬してるよーなんて思いつつレースを見守ってましたが、当のカツジにとってはじめての逃げの競馬はいい刺激になったようで、あれよあれよの逃げ切り勝ち。

人気どころ以外で唯一触れていたカツジの1着には、書いてる本人が一番痺れましたが、改めて追い切りで得たインスピレーションは大切にしようと胸に誓った次第です。

さて、スワンSが行われた土曜競馬には、もうひとつ重賞が行われていましたね。

東京11R・アルテミスS(2歳牝限定・芝1600m)

札幌2歳Sに続き、白毛馬ソダシが勝利したわけですが、ソダシ以上のインパクトを残したのが2着のククナ

美浦・坂路で迎えた最終追い切りでは、この時期の2歳牝馬にして馬なりで52秒台を計時するほどの速力を兼備する逸材。

道中のポジションしかり、進路を外に切り替えるロスなど、貴重な経験ができたことはこの先の競馬に必ずつながるでしょう。

とりわけ母クルミナルに愛着があったわけではありませんが、直飛でキレ味に秀でた特徴などは母そっくり。

当然、阪神JF、桜花賞に駒を進めてくると思いますので、今後のククナの走りに期待したいところ。

また、そのククナ以上に注視していたのが、アルテミスSのパトロール映像。

焦点は馬場状態であり、向正面も直線も各ジョッキーが意図的に内をあけていたあたり、明らかに馬場は痛んでいますし、直線は間違いなく外が伸びる馬場です。

キセキに騎乗する武豊騎手や、カデナ陣営からは、昨年のように1分56秒台の馬場になると厳しいなんて話が出ていましたが、大丈夫です、まず56秒台になることは避けられそうです。

以下は、昨年アーモンドアイが制した際の天皇賞秋のラップ構成。

12.8 - 11.4 - 11.5 - 11.6 - 11.7 - 11.6 - 11.3 - 11.1 - 11.3 - 11.9

テンの1ハロンを除き、すべて11秒台ってとんでもないラップですね。笑

天皇賞秋の直前に行われた3勝クラスのマイル戦でも1分32秒フラットという破格の走破タイムですから、いうまでもなく高速馬場であったことはお分かりいただけると思います。

ちなみに、昨日行われたキタサンブラックMも3勝クラスによるマイル戦で、これを制したトラインの走破タイムが1分32秒8。

昨年に比べ、今年はラチ沿いの馬場が痛んでいますから、どうしたってコーナーで外を周回する必要性に迫られ距離ロスが生じます。

また、昨年はド・マイラーのアエロリットの逃げに対して、今年はザ・中距離馬のダイワキャグニー、ジナンボーによるペースメイク。

有力各馬はスタートさえ決まれば、わざわざ下げる必要はないでしょうし、騎手心理としては勝つにはアーモンドアイより前でレースを運ぶことがセオリー。

安田記念のグランアレグリアのように、アーモンドアイが発馬を踏み遅れるようなら、アーモンドアイに先着する可能性がぐっと高まります。

もし、自分がルメールの立場なら、怖いのは後ろの馬ではなく、前にいる馬。

それこそ、レース毎に明らかに成長した姿をみせるクロノジェネシスは最大の強敵。

内目の馬場が良好であれば、伏兵の前残りに警戒したいところですが想像するにこのレースで穴をあけるとすればスカーレットカラーではないかと。

読者の方ならご存知のとおり、スカーレットカラーは3走前の阪神牝馬Sのあたりから注目しており、成長度合いでいえばクロノジェネシスの次点にあげられるほど。

前走のクイーンCは直線だけの競馬で3着。

勝ったレッドアネモスがこれまた伏兵馬だったことで、過小評価されてる節ありありですが、調教派を自負する私にとって今回のスカーレットカラーの動きはケチのつけようがありません。

どうやら、次はマイルCSを予定しているそうですが、陣営の本気度は府中牝馬Sで圧巻の末脚を披露した東京競馬場で行われる天皇賞秋でしょう。

スタートをポンと出るタイプではないので、後ろからの競馬になるでしょうが、アーモンドアイの隣枠というある意味レースを組み立てやすい枠に収まったことからも、昨日に続き岩田君のファインプレーを期待したいと思います。












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