【オーシャンS】スプリンターズSの勝敗をわけたのは「騎手の腕」の巻
昨年に引き続き騎手リーディング部門で火花を散らす川田騎手とルメール騎手。
見るからに負けず嫌いな川田騎手のこと、スプリンターズSではインコースにこだわった自身の騎乗をルメール騎手に早々に見抜かれ、4角入り口で蓋をされ万事休す。
グングンギアを上げていくタワーオブロンドンを尻目に、ワンテンポ追い出しを待たざるをえず、結果2着馬モズスーパフレアさえも捉えきれずの3着敗戦。
馬のデキだけでいえば、タワーオブロンドンと大差ない仕上げだっただけに、まさに騎手の差で負けたといわれても仕方ないレース内容に思えた。
それから時は過ぎ、再びこの2頭が合い交えることとなるオーシャンS。
蓋を開ければ、ダノンスマッシュが引き当てた枠は、あのスプリンターズSと同じ1枠2番。
「ははーん、そうきましたか。」
と川田騎手が思ったかどうかは知る由もないが、そのさらに内にルメールのタワーオブロンドンをいれてくるあたりが、実にJRAらしい。
予想者にとっても、当事者にとってもこの枠の並びは非常に重要で、であるからこそ、JRAとしてはランダム抽選で決定しているテイにして、馬券売り上げUPが期待できる枠番をそれぞれに振り分けているものと少なくともわたしはそう思っている。
ただでさえ、コロナウイルス対策による無観客競馬の影響で馬券売り上げは大幅にダウン。
彼らの必至さが、たかが枠順とはいえ色濃く反映されているわけだ。
話を元に戻す。
当事者の川田騎手からしてみれば、あの4角でしっかり進路を確保さえしていれば、1着をとっていても不思議ない着差だったわけで、この一戦のレースプランは入念に練っているはずだ。
ほぼ同じようなシチュエーションでまたしても進路取りに失敗したとなれば、先週の「ゆういちぃぃぃぃ!」と怒鳴り散らす、あの威厳が保てないではないか。
馬のデキもそう、唯一のライバル・タワーオブロンドンとの2Kの斤量差を踏まえればここは文字通り負けられない戦い。
川田よ、明日は心の中で渾身のガッツポーズを決めてくれると信じている。
結論
◎2.ダノンスマッシュ
〇1.タワーオブロンドン
▲10.ナックビーナス
△11.カッパツハッチ
△9.ハウメア
△16.クールティアラ
買い方
・馬単
2→1.10.11.9
・3連複フォーメーション
1頭目 2
2頭目 1.10
3頭目 1.10.11.9.16
・3連単軸1着ながし
軸 2
相手 1.10.11.9.16
大穴クールティアラはあくまで3着までという線引きをしているため、馬単の買い目には含まず。
また、基本路線は◎ダノンスマッシュが勝ち、斤量差が響いてタワーオブロンドンは差し届かずの3着。その間に、▲~△のどれかが紛れ込むのではないかと考えている。
そういう意味では3連単を一番厚く張りたいと思う。
控えめな川田の代わりに渾身のガッツポーズを決めてやろうとも思っている。
拙い文章でしたが、最後までご覧いただいた読者様、ありがとうございました。この場をお借りして御礼申し上げます。
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