5/2「Artroduction」
只野が主催しているクリエイター紹介企画「Artroduction」の配信番組「Artroduction#1」が5/2に配信した。
「Artroduction」では、インディーズで活動しているクリエイターに出演してもらい、作品やパフォーマンスをライブ配信。トークでクリエイターのこだわりやフェティシズム、その人だけの魅力を多くの人に知ってもらうことを目的とした番組だ。
今回のゲスト
記念すべき第一回のゲストは映画監督の岩村高志さん。
商業作品の現場に参加しながら自主映画を制作。大学の卒業制作「豪炎巨神エルザイガー」は第 11回全国自主怪獣映画選手権で準々優勝を獲得、次作の「惨殺巨獣バリギュラ―」は第17回第 11回全国自主怪獣映画選手権にノミネートされた(新型ウイルスの影響でイベントは中止)。
岩村監督とは、以前に只野が個人で開催した「電脳映画祭Art box CONFUSION Vol.2」で「惨殺巨獣バリギュラー」を上映させもらった関係で出演を依頼した。
ハイライト
今回の配信では「豪炎巨神エルザイガ―」「惨殺巨獣バリギュラ―」の順に作品を上映。各作品の上映後、作品の着想やキャラクターのスーツの制作、撮影で行った特撮技法などについて語ってもらった。
「惨殺巨獣バリギュラ―」は「豪炎巨神エルザイガー」の後に作られた作品だ。2作続けて上映したことで「エルザイガ―」から「バリギュラ―」の、技術や表現の著しい進歩を実感した。
上映終了後はトークタイム。上映した2作を踏まえ、岩村監督自身にまつわることについて質疑応答をした。
「撮影人数は?」「バリギュラ―のデザインモチーフは?」
「合成カットはどうやってとった?」「スーツの材質と作り方は?」といったノウハウにまつわることについて質問。
岩村監督が行った造形や特撮表現は、正攻法から外れた独自の方法が多用されており、細部まで工夫がされていた。創意工夫によって表現を追求する岩村監督のこだわりや情熱が垣間見られた。現実にない世界を具現化させる特撮は、他の分野以上に創意工夫が求められると只野は考えている。岩村監督(と岩村組)は既存の技法や定着したプロのやり方にしばられず、自分があこがれる世界を形にするために必要なことを追求する強いクリエイターだと感じた。
「影響を受けた作品」「特撮の原体験」岩村監督にとって特撮の魅力とは?」「これからの特撮作品に望むこと」など、表現活動を始めたルーツや制作のスタンス、こだわりなど、岩村監督の内面やこだわりを深堀りしていった。
只野が印象に残っているのは、「バリギュラ―」で操演を担当した小杉啓人との関係だ。
小杉さんは岩村監督と商業の現場で出会ったことがきっかけで「バリギュラー」に参加。操演だけでなく、飛び散る瓦礫の飛ばしなど、多くの特撮表現を担当した。岩村監督と小杉さん、そして岩村組のスタッフはやりたいイメージや情熱など、足並みが揃っているような印象だった。だからこそ安易に妥協しない制作ができたのだろう。
岩村監督は現在、新しい怪獣映画に着手している。「エルザイガ―」「バリギュラ―」と着実に精度を上げている岩村監督、岩村組が、今度はどんな怪獣世界を我々に魅せてくれるのか、乞うご期待だ。
アーカイブ
Artroduction Youtubeチャンネルでは、岩村監督が出演した「Artroduction#1」トーク部分をアーカイブ配信している。岩村監督のことが気になる人、特撮映画を志し、先人の知恵を借りたいという人は是非チェックしてほしい。
Artroductionについて
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