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「THE FIRST SLAM DUNK」初見の感想


※ネタバレ含みます


⬛︎視聴前のオタクのステータス

・原作連載時は全く履修せず
(有名なセリフと、なんとなくの湘北5人のキャラの顔と、流川のCVが緑川さんだということを知っている程度)
・アニメ全話を1〜2年前くらいに視聴
・アニメ以降の話を漫画で一度読んだ

基本どれも一回ずつなので記憶は曖昧な部分が多いまま映画を見ました。
山王が強いことは覚えているけれど、もはや勝ったか負けたかすら記憶が怪しいレベル。

そんなコンディションで挑みました。

⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰

⬛︎冒頭
東映の映像の後に出てくる「沖縄」の文字
てっきりバスケシーンから始まると思ってたのでビックリ
しかも沖縄?誰?えっまさかリョータって沖縄出身だったの?
やんわりリョータだとわかる程度の面影。
彼は髪型が印象的だったのでそれが違うだけで結構イメージ変わるんだなと思った。

そっか、お父さん亡くなってたんだね……。
お兄ちゃんと妹といて、お母さん子ども3人もこれから育てていくのか……大変だな。

幼リョータ「1on1するって言ったさ!嘘つき!帰ってくんな!」
オタクの私『あぁ、そんなこと言ったら本当に帰ってこなかったりするからさ、言わん方がいいよ…………え、まさか、え、本当に?待って、無理だよ、お母さんの心壊れちゃうよ……』

地元のバスケチームのシーンでソータと比べられるリョータ、あまりにも見ていられなかった……。
ソータの部屋で一人でいるリョータ。
たぶん忘れたくないリョータと、忘れたいお母さんだったのかな。
ソータの荷物を雑に箱にしまっていくお母さんと、抗うリョータのそれぞれの心を思うととにかくしんどい。

待って早く山王戦見せて耐えられない。

⬛︎OP
線画から動き出す湘北メンバー。
「井上先生の漫画が動き出した!」って感じでどちゃくそ興奮した!!
その手順で描いてるのかはわからないけど、こうやってキャラたちが生み出されてるのか〜と思うと感動した。

迎え打つ山王メンバー。
こちらは既に絵として完成していて、あぁ試合が始まるんだなって思った。

3Dアニメって今まで苦手意識があったんだけど、動きも自然だし、何よりスポーツアニメとの相性めっちゃいいと思った。
細かくは覚えてないけど、キャラ一人ひとりがそれぞれ自由に動いててそれもなんかリアルで、映画を見に来たというよりは試合を観戦しに来たって感じがした。

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⬛︎物語パート

転校してきた中学生リョータは生意気そうな、というか年相応の思春期のオーラを纏ってて意外な一面を見たな〜と思った。
現在時間軸の高2リョータって大人びた雰囲気があるじゃん?
そして当時の中学生には不良が流行ってたんだなってくらい全員喧嘩っ早くて「そうそう、スラダンってこんな感じだった」って三っちゃん復帰前の頃のアニメを思い出していた。

一人でバスケするリョータの前に現れたのが……えっ!?まさかの中学生三っちゃん!?
こんなときからもう出会ってたの!?
三っちゃんが中2の頃ってことだったけど、そのあと高校で出会ったリョータのことを三っちゃんは認識してたんだろうか?
三っちゃんは高3の姿とほぼ変わってなかったけど、リョータは随分見た目が変わったからなぁ。
高校で再会して「1on1やってやるよ!」って喧嘩売りながら立ち去ったリョータはあの時点で三っちゃんを認識してたよね、たぶん。
だから屋上に呼び出されたときバッシュ持ってたのかな?と思うと期待してたリョータ可愛いね。
もしかして「あのときストリートで会ったあの先輩って、中学MVPの三井寿だったんじゃね!?」ってなる瞬間とかがあったら嬉しい。
その相手が不良になっててバスケもしてないってなると殴りたくなるよね。前歯折りたくなるよね。なる、か……?

ところで過去回想でアニメでやったのと同じシーンは3D感が薄くなっててアニメ感が強くなってたよね。
きっとこれは意図的にだよね?

⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰

⬛︎試合シーン

今さらだけどバスケの試合でピアスしてるリョータめっちゃ危なくない?
よく今まで耳無事だったね。

全員動きもだけどリアクションがリアルで、本当に試合を見てる感じがすごいした。

細々したキャラの動きとかも好き。
シュート外したときの桜木のリアクションとか。
パスコースに流川がいるのにフンッて顔背ける桜木とか。
河田(兄)のことでウジウジしてるゴリとか。

改めて安西先生って育て方が上手いよね。
桜木を乗せるのが上手いというか。

「あきらめたらそこで試合終了ですよ」ってここのシーンでも言ったっけ??
安西先生といえばこのセリフだからあえて入れた?

彩子さんがリョータの手に書いた「No.1シューター」の文字が愛おしすぎて、手のひら開いたときに「あーもーお前ら結婚しろよ!!!」って叫びたくなった。
あの2人は彩子さんからの矢印がどうなってるのかがわからないのが私は大好きなので、あんな大画面でそれを味わえてとても興奮した。
公式で最終的にどうなるのかわからない(読んだけど記載があった記憶がない)んだけど、永遠に妄想していたい。

原作だと桜木が主人公だから、不安げな表情とかはヒロインである春子さんの担当だったと思うんだけど、
リョータを主人校として見たときに心配顔でよく映ってたのヤスだな〜と何回目かのヤスのアップで気づいた。
そこは彩子さんじゃないんかーいって思ったけど、彩子さんは心配する側のポジションじゃなくて背中を押す側だよなと思って自分で納得した。
見守るヒロインというよりは、共に戦い支えるヒロインって感じ。

改めてPGってコート上をよく見てないとダメだし、メンバーのこともわかってないのダメなんだな。
当たり前だけど背が低いって理由だけで選ばれるポジションじゃないなと思った。
先輩であるゴリも三っちゃんにもグイグイ言うし、生意気ルーキーの流川も従ってるというか懐いてる感じがするし。

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⬛︎山王について

驚くほどほとんど描かれてなくてそれはそれでびっくりした。

ゴリがなんで不調なのかとか、桜木へのマークが途中で変わった理由とかは、河田(兄)の説明がないと違和感だけ与えて不思議な気持ちが残るんじゃないだろうか。
それとも知らずに見ると「なんかわからんがこの人(=河田 兄)は強いんだろうな……」って印象だけを抱けるのか?

終盤で河田(弟)が素人くさい動きをしてボールインの邪魔をしたのも「緊張してんのか?」くらいにしか思わないのだろうか。
完全に真っ白な状態で映画に触れられる人が羨ましくなった瞬間だった。
桜木が主人公の原作だと河田(弟)は絶対に描かないといけない相手だろうし、それは河田(兄)の存在があってこそだと思うので、そこをバスっとカットしてると朧げな記憶だけがある私には「ここってストーリー上で語らなくてもいいんだっけ……?」ってなる。
これは否定的な意味ではなく「そうきたか、面白い!」という感想です。

そう思うと今回の主人公のリョータはゴール下が主役の場所じゃないから、ゴール下をメインとして映さない方法は展開的には合っているのかも。
原作読んでたときだと深津の方が私の中ではイメージが薄かったので……(ピョンの人というイメージだけ)(同じポジションなら藤真の方が印象深い)

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ここまで書いて、映画視聴からだいぶ時間が経ってしまったので中途半端ですがここで終わります。

上映期間伸びてて嬉しい!また映画館で見たい!!

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