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就活の面接で熱意(志望度)を伝える方法

お疲れ様です。ただの元人事@裏垢 です。今回は面接において「御社が第一志望です!」と志望度の高さ・熱意を表現する際の準備や面接中のポイントについて解説します。

就活における「熱意」とは?

【就活における「熱意」とは?】
 ここでは、「御社に一番入社したい!」「御社で活躍して~~を成し遂げたい」といった熱意を指します。どんなに優秀でも、入社意欲・熱意が無いと内定は出せません。

多くの会社において、人事にもKPIがあり、内定辞退率も大事な指標なので、内定辞退しない学生を取るのは必然だと思います。
 また、本心では「別に志望度は高くない...」「本当は働きたくない」と思う会社も沢山あると思います。

逆に、本気で入りたい!と思っているのに、選考で落選することもあると思います。「たった数十分の面接で学生の何が分かるのか??」「本心は誰にも分からない!」と学生側は感じますが、恐らく面接官も同じです。

面接時間は短くかつ、誰でも嘘を付くからこそ、「第一志望です」という言葉以外の行動・態度・準備量で熱意を示す必要があるのです!裏を返すと、しっかりと準備していれば、本心では志望度が低くても内定は貰えます。

準備編

まずは準備について解説していきます。

①企業研究


 1社1社調べなければいけない企業研究は、面倒だからこそ差が付きます。「なぜ御社?」をしっかり言語化するためには、会社についてまず知りましょう。

ここで注意点なのは、企業マニアになる必要はないことです。時々、利益率や設立年度といった細かい数字まで暗記しようとする人がいますが、全く必要ではありません。あくまで、志望動機で必要な部分だけ調べれば十分です。具体的には、【その会社の強み/興味がある事業内容/キャリアプラン/求める人物像】を中心に調べて下さい。調べ方は以下の投稿が役に立つと思います。

時間がない場合にオススメなのは、ワンキャリアの合格の秘訣と内定者の志望動機をひたすら読み漁ることです。過去10年分を2時間ほど読み込めば、会社の強み・他社比較も見えてきます。また、就活会議(面接特化のワンキャリアのようなアプリ)も非常におすすめで、実際に面接で答えた回答が載っているので、大枠や詳細も参考にすると良いかと思います。

②志望動機・キャリアプランの作りこみ


 企業研究をしっかりした後は、それを志望動機に落とし込みましょう!ここで重要なのは原体験(過去の経験)と繋げながら、志望動機を作ることです。個人的に、この作業が一番大変だと思っていて、志望している業界に繋がる原体験がない場合は苦労すると思います。原体験については以下の投稿でより詳細に解説しています。

しかし、全員が立派な原体験を持っているわけではなく、あの手この手を使って作りこんでいる印象です。つまずいた時こそ、過去のESを見る、OB訪問をするなどして、先人に頼るのが良いと思います。

③逆質問の準備

面接の最後5〜10分で逆質問のタイミングがあります。多くの企業では、プラス評価の時間ではありませんが、あまりにも準備していないと減点対象にはなるので注意が必要です。会社への理解を深める貴重な時間なので、積極的に質問してください!

1つの面接で3〜5個用意しておくと安心です。ただ質問するだけでなく、あくまで自分の仮説をぶつける場面だと思って、「私は~~~だと考えているのですが、実際△△はどうなっているのですか」と自分の考えもセットで伝えていました。
(質問が思い浮かばなかった時にオススメの質問)

  • 印象に残っている案件

  • なんでこの会社を選んだのか

  • 現時点で考えているキャリアプラン

面接編

続いて面接中のテクニック

①志望動機の伝え方

二次面接や最終面接など、後半フェーズに進むほど、志望動機の深堀が多くなってきます。志望動機は中身だけでなく、伝え方も非常に重要です。多くの学生が初期段階で「志望動機を端的に話せない」「どこまで話せばいいかわからない」と悩むと思います。しかし、志望動機は長くなっても、思いをしっかりと伝えることが大事です。多少話す時間が長くなっても、ナンバリングや構造化をすれば面接官も理解してるので、面接練習を重ねましょう。
特に以下の投稿は面接前に何度も読んでほしい内容で、一貫性を持たせた志望動機の伝え方のコツです。

②はっきり「第一志望です」と伝える

志望度が低い企業で、はっきり「第一志望です。」と言い切れる人は意外と少ないのではないでしょうか?しかし、人事の立場になってみると第一志望と言える学生/言えない学生、どちらを採用するかは明白だと思います。嘘でも全く問題ないので、第一志望と明るく言える練習はしておきましょう。第一志望群と濁すのもオススメしません。また、本音と建前を使いこなすのも重要な社会人スキルだと思います。

③本選考特有の質問

・他にどこを受けている?
・就活の軸は?
・内定を出したらどうする?
・いつ就活を終える予定?

 上記のような質問は本選考だと増えてきます。基本的な考え方として、正直に話す必要はありません。どんな質問がきても「御社が第一志望であり、内定が出たら就活を終える」スタンスを貫いて下さい。会社側は、このような質問から志望度を測ってきます。以下の投稿は志望動機の想定質問と回答を解説しています。


その他の重要項目

①説明会・座談会に参加する


について、説明会や座談会は、出席のログが残っていると思うので、それだけでも興味があることを示せると思います。ダラダラ参加するだけでは意味が無い&時間が勿体ないので、しっかりとメモを取る、積極的に質問することは忘れないで下さい。
特に座談会では、大勢の前で質問するのは勇気が必要だと思いますが、意外と質問した学生は人事もメモしていますし、「座談会で積極的に質問してくれたよね」と面接中に言ってくれた人事もいたので、顔を覚えてもらう大チャンスです。

②OB訪問をする


OB訪問は、全ての会社で実行するのは難しいと思いますが、第一志望群、第二志望群辺りの会社にはした方が良いと思います。日程調整など面倒な点も多いですが、OB訪問をした事実で志望度を示す、完成度の高い志望動機やキャリアプランが作れる、といったメリットも多いので、本選考中でも時間があればトライしてみて下さい。アポ取りを除けば、1社員当たり1時間くらいなので、ES通過・1次面接通過した企業だけでもやってみて欲しいです。企業研究に関して、OB訪問は遠回りに見えますが、一番の近道です。

③インターンに参加する


インターンに関しては、夏〜冬の開催が多いので、是非参加した企業の対策は万全にして望んで欲しいです。早期選考でも油断をすれば、落ちる可能性が十分にあるので、内定まで気を緩めずに頑張って下さい。また、インターンで落ちた企業でも本選考で内定を貰える企業は沢山あるので、諦めずに挑戦して欲しいです。

以上のように、多角的に熱意を伝えることができるので、【行動・態度・準備量】を忘れずに、内定を勝ち取って欲しいです!就活応援しております!


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