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『2.5次元の誘惑』をただのエロマンガと思った人手をあげるんだ…

 はーい!(私です)

 いちご100%とかToLOVEるとか少年漫画のハーレム系エロ漫画はお腹いっぱいすぎて読むの後回しにしてたジャンプ+で連載中の『2.5次元の誘惑』。
 今年の7月にはアニメ化もされていたんですが、見た目と第1話の感じからただのエロ漫画だと思ってました。第一印象って怖い…。

 初めの数話、絶対エロ漫画でひっかかる読者を大量釣りしてから、コスプレ土壌を生かしたジャンプ系熱血部活もの描く作戦だなんてまさか思わないよ!

 とりあえず最新話まで追えられたので、ざっくり好きなところを語ってみる。


あらすじ

現実の女に興味無し!俺の嫁・リリエルは2次元にあり!そんな漫研部長・奥村の前に現れたのは…リアルなリリエル?ドキドキコスプレコメディ開幕!

『2.5次元の誘惑』(ジャンプコミックス) 橋本悠著

 漫研部らしいところはほぼなく、コスプレ部と化しているけど、現実にコスプレ部という名前の高校の部活があったら対外的にやばいので、一応漫研部ということにしておこうねって感じ。
 第一話から作画めちゃくちゃ綺麗で、後から作者の方はアシスタントなしで1人で描いているのを知って衝撃を受けた。そのくらい上手。

 正直、初期のリリサのエロ漫画系女子なのを期待したまま読み進めていくとおやおや?となるかもしれないけれど、熱いジャンプな感じと現実でオタク生きづらいなぁって感じたことある人には刺さるセリフや考え方が多いと思う。もちろんただの素人にはささりました。

全員もれなく可愛い、それなのに描き分けが上手い

 まず絵が可愛い。それは見ればわかる。
 あとエロい。それもわかる。
 ただのどすけべエロ漫画と思うな、初めはみんな騙されたと思うけど、解を重ねれば重ねるほどちゃんと熱くジャンプしてる漫画になって、なんなら感動して涙でてきちゃうやべえシーンもある、やべえ漫画である。
ちなみにデジタル制作で1人で全て描けることから、アシスタントを使っていないというやべえ漫画である。


 そしてコスプレイヤーのお話だけあって、登場人物のスタイルが非常に良いんだけれど、それぞれのキャラに合わせて書き分けがちゃんとされてるのも推しポイント。
 巨乳の子はくびれがふんわりしているところ、少食で痩せ体系な子、モデル体系、実は男の娘など…話を進めるごとに人数ふえて書き分け難しいところをちゃんと分けて描いているのが伝わってくる。


『2.5次元の誘惑』第88話「ガチャ大会ですっ!」より 


 たまにコメントでみかりん(真ん中のツインテール)はモデル設定だからもっと痩せてる…とあるんだけど、ちゃんと女性ファッション誌モデルらしい体系だと思う。
 腕やくびれはちゃんと細いながらも女性向けファッションモデルだから細すぎずつくところはちゃんと肉がついててあまり筋トレで痩せてるタイプじゃないから腹筋の硬そうな感じや骨っぽくないように描いてる。
 モデルでガリガリ肉ない感じはハイファッションモデルとかじゃないかなぁ。そのあたりも多分描き分けてると私は思ってる!
 あと美少女はちゃんと美少女らしい顔面で描いてるのもすごいと思う。描き分け苦手な漫画だとあれ?美少女ってあるけど主人公も同じくらい可愛いよね?ってなって説得力ない事があるから。
 そう言うところもこだわってていいな〜と思う。

ハーレムエロ漫画ではなく、熱血部活系ジャンプ漫画

 エロいコスプレを撮りたい女子高校生が漫画研究部(部員は男子一名のみ)に入ってくる話。登場人物は9割女子。ハーレムエロ漫画かい。
 ところが、その男子は3次元に興味のない二次元オタクツインテール教。
 基本的に男主人公を一目惚れで取り合う女達が足の引っ張り合いをする系は好みではないので、一話だけ読んでちょっと日を置いてた。
 だけれど、読み始めてみたら…なにどういうこと?!初めの数話は編集さんの意向でエロマンガ極振りでもしてたん???ってなる展開が待っていた。

 コスプレという世界でちゃんと熱いジャンプ展開を繰り広げていたのである。
そんな話になるなんて一話目じゃ気づかんて。


 というわけで、熱い、コスプレやコミケのちょっとした裏話もたのしめるエロ可愛いお話としてまずは初めの数話はじっと読んでほしい。


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