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最近の記事

MBTI非公式派の共通言語

公式の本を読んだので雑多な感想。 心的機能と心理機能「ユングは(中略)人間の心的機能を表しました」とあり、これは間違いだろう(心理機能が正確だろう)と最初思ったのだが、ユングや分析心理学のwikipedia、ユング派分析家資格候補生(←よく分かっていない)の大塚紳一郎氏のXのアカウントで「心理機能」でサーチしてみたところ、1件もヒットしなかったので、ユングは本当に心的機能という表現を使っていて、心理機能という表現はしてないのかもしれない。 じゃあこの心理機能という言葉はど

    • 自尊心によるタイピングアプローチ

      自尊心には顕在性のものと潜在性のものとがある。前者は本人の意識上にあり自覚があるのに対し、後者は非意識的で自覚がない自尊心である。 自尊心、まあ自尊感情とか自己肯定感と言い換えてもいいが、多くの人が関心を持つ概念だろう。無いよりはある方がいいに決まっている。「一体どうしたらこれを持つことができるんだろう?」という心の声をSNSで見かけない日はないかもしれない。 それの直接的な答えにはならないと思うが、何かしらのヒントにはなり得るかも知れない。唐突であるが、この二つの自尊心

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      • 心理機能競合論

        対立関係にある心理機能のペア(Te-Fi、Ne-Siなど)は、一方の正の作用がもう一方の負の作用を生むという連動があり、多くの場合はこの間のバランスを取ることに困難が生じると思う。特に第2~3機能間はジレンマを抱えやすく、青年期~成人期にかけては悩みのタネになると思う。 ただあくまでバランスなのであって、本人の器量次第で両立は可能で(というより両立させようとする試みこそが心理的成長と言える)、反対の心理機能を持つ人間とタッグを組むことによって補完もできるだろう(真逆のタイプ

        • 心理機能ループ論

          ネットで時折見かけるループ論、MBTI協会的には否定されているようだが、個人的にはこれはあると思う。正確に言うと、物事がうまく進展していないときのパターンとして、 (いけないと分かっているが)同じことを繰り返してしまい不健全状態から抜け出せない というものがあるように思い、これにループ論を適用すると結構腑に落ちる、という感じだ。 ループ論は第1、第3機能のみが働き、第2機能が働いていない循環状態だという。これは2つの意味でマズいと思う。 第1、第3機能は意識の向きが同

          女性のISFP顔をしているのは誰か?

          さくらももこである。

          女性のISFP顔をしているのは誰か?

          レオリオのタイプを考える

          PDBでもキャラクター診断サイトでもレオリオはESFJということになっているが、私は少し違う見解を持つ。レオリオのタイプを考えてみよう。 このキャラクターを考察するうえで重要となるキーワードは金である。レオリオはある出来事がきっかけで金に非常に強い関心を持つようになった。詳細は後述するが、ハンターになる動機も金が絡んでいる。ヨークシンシティ編で巧みに品物を値切ったり、条件競売で闇側の人間をおびき寄せるため布石を打つなど、商才もある模様である。 貨幣が大きな意味や価値を持ち

          レオリオのタイプを考える

          イメージダウン戦略を計ったINFJの女

          イメージダウン戦略というのは私の推察するところでしかないが、状況から考えてそれしか思いつかない。今から4~5年前に行ったオフ会での出来事である。 この話の登場人物は三人。 私(オフ会参加者) L・・・INFJの女性(オフ会参加者) M・・・INTPの女性(オフ会非参加者) オフ会は都内某所で行われ、参加した人数は数える程度である。会合後適当な飲食店で昼食を取っている時、Lは私に「Mさんはオフパコしまくってるから」と耳打ちした。 X上で、私はMと相互フォローの関係で

          イメージダウン戦略を計ったINFJの女

          ユーザー間に働くある倫理観

          MBTIユーザーが行うタイプ判定や考察には、共通して働いている倫理観があると考えている。自分が見たところ、それは2つある。ここではその2つについて説明する。 また、ここで言う倫理とは「明言化されていないが守るべき規範」という意味で使用している。明言化されている法や公理とは区別される。 1.一般的に悪徳とされている行為をタイプと関連付けてはいけない一般的に悪徳とされている行為の一部を以下に列挙する。 いじめ 浮気、不倫 ストーカー 盗難、窃盗、借りパク 陰口を言う

          ユーザー間に働くある倫理観

          誤診の指摘にまつわる諸問題

          以前Xで「ミスタイプしているアカウントをフォローする(判定は自分の主観的なもの)」という活動をしていたのですが、これが結構な反響がありました。アカウント始めてまもなく多数の人から「私のタイプを判定して!」とガーーッと来られて、なんだなんだと思いました。まあネタ垢と受け止められて、暇つぶしにはもってこいだったのでしょう。 私の活動を応援してくれる方もいれば、反対する方もいました。賛否両論です。また、私はMBTIの公式インストラクターの方にも意見していて、そこを評価してくれた方

          誤診の指摘にまつわる諸問題

          タイプ間のパワーバランス

          認知バイアスと言われればそれまでだが、MBTIのタイプ間には、一方が優位に立ちがちな関係性があると考えている。2者の関係において、一方が常に勝ち、教える立場となり、一方が常に負け、後手に回る。これは各タイプが使用する心理機能の優先順位から説明を付けることが可能である。本稿ではそれを行う。 この関係性は、2つの前提に首肯しなければ理解が得られない。 第2機能がその人物の長所であり、武器である。 第3機能がその人物の急所であり、弱点である。 以降の文章はこの2点に賛同でき

          タイプ間のパワーバランス

          JP分岐点(絶対主義と相対主義)

          短い記事です。2月に投稿した世界観を問う44問は、正確にカウントしていませんが、100名程度の方には回答して頂いたように思います。中には回答に数日かけた方もいるようで恐縮の限りです。6月になった今でも回答もらったりします。ありがとうございます。 設問の中には、あるタイプはきっとこう答えるだろうな、と予測込みで作成したものがあります。それは、外れたりもすれば、当たったりもしました。まあこの当たり外れは、自分のタイプ観が真であることを前提とした主観的認知ですが。 予測したもの

          JP分岐点(絶対主義と相対主義)

          花京院典明のタイプを考える

          はじめに 私がジョジョの奇妙な冒険という漫画を知ったのは、6部のストーンオーシャンが週刊少年ジャンプに連載されているときだったと思う。正確に言えばそれ以前からそういったタイトルの漫画があることは知っていたが、絵面のアクの強さが受け入れられず、読んではいなかった。今となってはアニメ化もされ美術館で個展も開かれるなど、すっかり一大人気コンテンツと化したが、当時はジャンプの掲載順序も後ろの方だったし、周りで読んでいる人もおらず、今ほどの知名度や人気はなかったと思う。この漫画を読み

          花京院典明のタイプを考える

          世界観を問う44問

          MBTIを知ってから6~7年ほど経つ。私は主にtwitterのアカウントで、様々なユーザーの意見を聞いたり、自分なりの見解を述べたりしている。フォロー、フォロワーの関係から見て、MBTIのクラスタと言えるものがtwitter上に形成されていることにはあまり異論はないと思う(オフ会とかもあるし)。もちろん全てのMBTIユーザーがそこに集約されているわけではないだろうが、その周辺のユーザーの知見をざっと概観すると、心理機能の定義や各タイプのイメージ像にそれほど齟齬はないように思え

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