只見線のあるまちにて2022/04/03
小学校のときモンスターティーチャーに3年間受け持たれたことがある。
小学校4年の時、その先生は39歳だったと思うが、教壇の後ろにある整理棚の扉に、大きな中森明菜のポスターを貼って喜んでいる姿が、今でも目の奥に焼き付いている。
小学校6年の時、クラブ活動でソフトボールがあったが、入るには親の承諾書が必要だったはずである。でも、その先生は無理やり全員加入させてしまった。最後まで抵抗を続けたのは自分とレギュラー確実の友人と全くスポーツも勉強もできない友人の3人だった。
自分もスポーツは全く苦手で体育はいつも2だったが、当然クラブに入ってもレギュラーにも補欠にもなれるはずもなく、苦痛な時間だけが過ぎていった。
今でも覚えているが自分と一緒に最後まで抵抗を続けたレギュラー確実の友人の誕生日の2,3日前だったと思うが、何を考えたかその先生はレギュラーでも補欠でもない自分にキャッチャー役をやらせたのだ。
キャッチャーマスクをさせることもなく、怖いなと思いながら内野からの球を受け止めていたが、スポーツの苦手な自分に取れるはずもなく、左目に直撃してしまったのだ。
親の承諾が必要なクラブ活動に無理やり加入させたあげく、キャッチャーミットもなしでキャッチャー役をやらせるという失態をさらしたにも関わらず、なんの謝罪もないままだった。
自分はその後、数年経って左目の眼圧が上がる病気にかかってしまった。また左目の網膜にも小さな穴が開き網膜剥離のおそれとも戦わなくてはならなくなった。
そんな自分一人だけなら、そんなこともあるさで終わってしまうだろうが、この先生はそれだけではすまなかった。
自分と一緒に最後まで抵抗を続けたスポーツのできない友人は車が苦手なようで、大会に遠征するたびバスから降りると一人吐いていた。自分は助けたかったが周囲は冷たく急かすだけだった。
借りにも無理やり加入させたのだから児童の安全や健康を守るのが第一だと思うのだが、自分の考えは間違っているだろうか?
この先生は自分の出世には興味があるようで、小学校6年という大事な時期にも関わらず、教頭試験で学校を休むことが多かった。
この先生はまた、給食の時間に児童たちに「へ~入院したんだってね」「うん、国際病院」なんてクレヨンしんちゃんのようなギャグをかましていたが、ご飯どきにすべきギャグではないのは明らかである。
自分が小学校低学年の時に給食で同じテーブルに座っていた先生は、「のどの下あたりが汚れているから、風呂に入った時に親に洗ってもらいなさい」と、担当教師でもないのに指導してくれた。
みなさんなら、自分や自分の子供をどちらの教師に担当してもらいたいだろうか?
ちなみにソフトボールは県大会3位になったと喜んでいたが、その陰に多大な犠牲があったことをその教師は認識すべきだ。
なぜだか野球場の写真を見つけたら、久しぶりに怒りがぶり返してきたので書いてみた。
ちなみに成人式の宴会になぜかその先生が呼ばれていたが、自分は挨拶をかわさなかった。