原作準拠のバーテンダーが観たい
今期のアニメ「バーテンダー神のグラス」なんですが、以前にアニメ化した時より原作に近いものとはいえ、佐々倉さんカッコよすぎなんじゃないですかねぇ……。
自宅に漫画があったので
僕は旧作のアニメのバーテンダーをたまたま観てて、森本レオのナレーションからの「イーデンホールの不思議の始まり」にハマって、漫画の方に読み始めて「全然違うやん!けどこっちの方が面白いなぁ!」なんて思ったりしたわけよ。
残念なことに、諸般の事情で最初の方しか漫画も持っておらず、なんなら今手元にあるのが3巻までなので、暇つぶしに読み返したわけですよ。
才能あれど未熟な若者
主人公の佐々倉さんは、アニメの方だと(特に旧作ね)やたらカッコいいところだけで構成されている感があるんけど、漫画の方だと二十六歳の生意気な若者で、「神のグラス」との評判があっても、失敗することも多くて、才能はあるけど未熟な若者なんだよね。
カクテルを作る技術だけでなくて、ホスピタリティのあるサービス、バーに訪れる客の外見や仕草から客の本質を探る技術など、元々の素質が経験を経てさらに上質なものになっていく、そんな過程が面白かったんじゃないかなと思ったりするんだ。
でも、アニメ版だと、特に旧作ではその成長の部分がすっぽりと削られていて、今回のアニメの方でも、葛原さんとの勝負で負けるところまではあまりなくて、生意気な若者っぽい部分もあまりなかった気がするんですよね。
まあ、限られた話数で、ある程度辻褄を合わせる必要があるので仕方のないことなんですが、そこに良さを感じていた僕としては、もっと佐々倉さんの若者っぽさがあってもよかったと思うんですよね。
「氷を殺した」は欲しかった!
個人的に好きなシーンがあって、葛原さんが弟子がステアしている時に氷とバースプーンが当たった音がしたのを聞いてて、その弟子に「お前のステアはパーフェクトではない。氷を殺した」って言い放つシーンなんですけど、あのシーンは旧作にも今作にも出てきませんでした。
あのシーン、ミスターパーフェクトの完璧さを表現するのに適している気がするんですけどねぇ……。
現代にする必要のない話だと思う
今作では、舞台は現代に移ってますけど、バーという変わらないことが大切なものを扱っている話なので、別に原作通りで良かったんじゃないのかなと、思ったりしています。
佐々倉さんがスマホの使い方知らないのって、別にキャラクターを立てるための要素になっていない気がしますし、ネットの評判云々も別になくてもいいかなーって気がしました。
あと、佐々倉さんのバーテンダーの日本でのキャリアが、何故か必ずイーデンホールから始まるのって理由あるんですかねぇ?
……などと、ブツクサ言いながら観てますよ。
一.八リットルで八百八十円くらいの安い麦焼酎の炭酸割りを飲みながらですが。
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