小4男子の頭の中 ゲームやYouTubeのことばかりではないようです
赤羽雄二さん『自己満足でない徹底的に聞く技術』で書かれている
アクティブリスニングを実践中の畑中です。
我が家の長男小4男子が話してくれたことをシェアします。
小4男子が、「命」や「生き方」を語りだした
「最近、人ってなんで生まれてきたのかな?死んだらどうなるのかな?とか考えているんだよね」
「僕は、死んで体はなくなっても命は続いていて、ほかの生き物として生まれ変わってくると思ってる。ほら、輪廻転生ってやつ。もしも、もしもの話だよ。お母さんが死んでしまったり、僕が死ぬようなことがあったとしても、命はなくならないと思うと悲しくないよね」
「1400兆分の1の確率で生まれてきたってすごいよね。僕は楽しみながら生きていけたらいいなと思ってるんだ」
「僕の好きなことって、生き物を捕まえたり、魚釣りしたり、キャンプしたり、体を動かすことなんだよね。あとゲームも好きか。そういうことが将来できるといいよね」
「僕が、楽しみながら過ごせていたら、周りの人も、幸せだったりするのかな?」
「最近、そんなことを頭の中でぐるぐる考えているんだ」
「これが、今日僕がお母さんに話したかったこと」
→「え~、あなたそんなこと考えるの??」(口には出さないけど)って驚きととも、こんなことを素直に話をしてくれる息子からプライスレスなプレゼントをもらった気分で、幸せな気持ちでいっぱいになりました。
仕込み①:聞きださない、興味を持ちすぎない
この話を突如しはじめたわけではありません。
「話があるんだ!」というので、「何事か?」と思ってドキドキしながら、聞かせてもらうと、最初は「家族で今度、遊びに行こうか!」と話題になっていた場所について、自分で調べたことや考えたことを話していました。
普段でもよく話題になることだったので、「なぜ、わざわざ話したいことがあるなんて言ったのかな?」と思いながらも、聞き出したり、興味を持ちすぎずたりしないように、ひたすらアクティブリスニングしていました。
そうしたら、冒頭の話をしはじめたのです。
仕込み②:自分のための時間がある=クオリティタイム
小4男子の長男が「話があるんだ!」と言い出したのは、ワンオペ育児中の平日夜8時です。
私は下の子二人(小1男子と4歳女子)との入浴中に、お風呂のドアをあけて長男が「お風呂あがったら話したいことがあるから聞いて」と声をかけてきました。
そんな時間にワンオペで家庭を回している中、ゆっくり子どもの話なんて聞けない・・・ということにならないように、「クオリティタイム(Voicy・インスタ)(※)」を子ども1人1日1回5~20分程度をとるようにしています。
(※)家族の共通言語になると、4歳児も「クオリティタイム取って」と頼んできます。親から無理やり「クオリティタイムしよう」ということはしません。
そのため「お風呂上がったら、長男のクオリティタイムね」と下の子二人に伝えておくと、お風呂から上がると、長男と私がクオリティタイムをとれるように、二人は別部屋で遊んでくれていました。
仕込み③:子どもたちの話は常にアクティブリスニング
普段の長男は、思春期に差し掛かった少年あるあるで、親に「うるせーなー」とか言っちゃうような子です。
以前は「うるせーなー」と言われて、腹を立てていました。
でも、アクティブリスニングするようになると、確かに私はうるさかったことに気づきました。
参考:子どもが話しをしてくれない本当の理由(Voicy・Instagram)
以前は、「うるせーなー」と口にする子どもをきちんとしつけて、こんなことを言わせないようにしないと!と力んでいました。
でも、アクティブリスニングするようになると、子どもを変えようと力むよりも、子どもにそう言われる私の行動をまずは変えることが、子どもの教育の近道だと気づきました。
家で長男が話すことに対して、親として色々言いたくなることも多いです。
例えば、
「クラス担任の悪口」
「習い事が面倒」
「そんなことがあったんかい!」と突っ込みたくなったり、耳を塞ぎたくなる学校での出来事 など
そのため、今までの私は、息子の話を聞きながら
「そんなこと言うもんじゃない!」と否定したり、
「もっとこうしたらいいのではないか?」とアドバイスしたり、
「○○だから注意されるんでしょ!」と指摘したり、
「あなたがやりたいといって始めた習い事でしょ、嫌ならやめなさい!」と命令したりしていました。
もうお気づきでしょうか。
息子の話を「聞いている」のではなく、私が「言っていた」んです。
そういう自己満足の話の聞き方ではなく、息をするように常に子どもたちの話をアクティブリスニングして、「そうなんだね」と聞き続けることで気づいたことは、子どもは「どうすべきか」ということをガミガミ親に言われなくても、ちゃんとわかっているということでした。
すべきことはわかっているけど、
イライラや嫌な気持ちがあるのです。
それの気持ちや考えをただ聞いてほしいだけなんです。
アドバイスや指示命令が欲しくて話をしているわけではないんです。
そして、
その心のもやもやを、ただちゃんと聞けさえすれば、親がガミガミ言わなくても、自分で取るべき行動を選んでいける力を子どもは持っているんです。
アクティブリスニングをすると、そんな風に、子どもを信頼できるようになってきました。
子どもを信頼できるようになると、ガミガミ言わなくなって、自然と「うっせーばぁばぁ」ではなくなるので、子どもとも良好な関係が築けるようになるんです。
私の子どもに対するあり方の変化によって、長男が「命」や「生き方」の話を素直に聞かせてくれたように感じます。
真剣にアクティブリスニングを実践して変化したこと
■私のイライラが激減!
アクティブリスニングをすると自然と子どもの立場に立って考えられることが増えて、余計な一言や、親の期待や思いを子どもに押し付ける悪い癖が直ってきました。
自分の悪い癖が直ってくると、子どもの言動にイライラするというより、私も子どもだったらそうするな・・・と思えるようになり、子どもたちに私の正論を振りかざすことが少なくなってきました(まだしちゃうこともあるけど)。
これまで子育ての不安や責任感から、良かれと思ってやっていた過保護・過干渉が激減して、子どもへのイライラが減り、親がイライラしていないと子供もイライラしないという好循環が回りだしました。
とは言え、まだまだ子どもに対してイライラしたり、怒ったりすることもあるので、私自身の「○○すべき」とか、「普通は○○」とか、「他の子は○○」といったものをどんどん手放していけるように日々精進中です。
一人では身につかない習慣も仲間がいれば、楽しく継続できます。
私は、クラブハウスの毎朝5時30分~開催の「親子のクオリティタイム」のルームを活用して実践中です。
■子ども同士もちゃんと話を聞けるようになる
自分の話をちゃんと聞いてもらえる時間があると、安心して子ども同士もちゃんと話も聞けるようになってきました。
とは言っても、子ども一人ひとりが満たされていないと、母親の取り合いは勃発しますし、小競り合いもはじまります。
そういうときこそ、アクティブリスニング&クオリティタイムです。
私は、赤羽雄二さん『自己満足でない徹底的に聞く技術』で書かれている
アクティブリスニングを知って、子育てがとっても楽になりました。
アクティブリスニングは、私にとって子育ての万能薬として大活躍しています。
■子どもがこんなこと・あんなことの話を聞かせてくれる
いいこと、悪いこと、嬉しかったこと、困ったこと、悲しかったことを日々感じている子どもたちの世界をたくさん聞かせてもらうことができます。
あっという間に大きくなって巣立っていくであろう子どもたちと一緒に過ごすことができていることの幸せをより感じるようになりました。
今は、その子どもたちに「お母さん」「お母さん」と言って必要とされています。
子どもの成長の速さを実感するたびに、
「子どもとの時間を味わい尽くしたい」
「子どもの成長を見逃したくない」という思いが強まっています。
日々の雑多なことに流されて、人生の大切なことを手放してしまわないために、「親子のクオリティタイム」をとれるように、私自身日々、時間を捻出できるように工夫しています。
こんな好循環を生み出すアクティブリスニング&クオリティタイムはやめられません。
苦しくつらい子育てから抜け出し、家庭を安全基地にしたい方へ、情報を更新しています。
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他の投稿も参考にしてみてください。
クラブハウスでは、
■毎週土曜日9:00~10:00
『赤羽雄二さんの「子育て・家庭の悩み・自信のなかった人集まって!」』
問題を本質から解決するためのアドバイスをくださいます。
それらを継続していくために、
■毎朝 7:30~7:50
『ゼロ秒思考☆頭がよくなるトレーニング』
■金曜夜 21:05~22:00
『大人のアクティブリスニング』
■毎朝 5:30~5:50
『親子のクオリティタイム』
などが開催されています。
アクティブリスニングを身につけたいと感じた方は、仲間とつながり習慣にしていきましょう!
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