私にとっての小さくて確かな幸せとは何か?夫婦関係改善
赤羽雄二さん『自己満足でない徹底的に聞く技術』で書かれているアクティブリスニングを実践中の畑中です。
Voicy ワーママはるさんことoishi haruさんの配信
10年来のママ友に教えてもらい、4~5年前からVoicyでoishi haruさんの配信を聞いています。
以前の住まいから、haruさんのヨガスタジオにも行けたので、ヨガを習い『やめる時間術』(著:尾石晴)に、サインをしてもらったこともありました。「メルカルに出品できなくなるけど、いいんですか?」なんて、haruさんに言われたりしながら。
今月の放送『#1082 あなたにとっての小さくて確かな幸せとは何か?』で「小確幸」の話がありました。
「小確幸」とは、村上春樹さんの『村上朝日堂』に出てくる言葉で、大きな時間やお金を使って得られる幸せではなく、小さな時間や少額のお金で、じわじわと長い間、生活を確実に幸せにするものを指すそうです。
例えば、
・使い勝手の悪い充電器を使えるからと我慢せず、5,000円程度であれば、ポンと買ってしまって毎日の生活を便利にすること
・毎朝のジョギングで、五感を使うことに喜びを感じるのなら、それを感じやすい時間に走ること
・難しい仕事をやり終えた後に、大好きな美味しいコーヒーを味わって飲むこと
などが小確幸にあたるそうです。
「幸せは、たどりつく場所ではないので、小さな幸せをたくさんも持っているって、幸せですよね」という話を聞いてから、私の小確幸を日常生活で探しています。
小5長男の話
家族で夕食中に、小5長男がサッカーの練習から帰宅しました。
リビングで家族と合流するや否や、
「ただいま~。俺、サッカー今日でやめる~」
というので、「へ~、やめるんだ~」と返事をしました。
日ごろ「習いごとで、いまサッカーが一番楽しい!」と言っているので、「練習で嫌なことでもあったのかな?」と質問したい気持ちもありましたが、黙って様子をみていると、
「うっそー。やめない。めっちゃ、楽しすぎる」
「今日は、コーチがゴールを守っていたんだ」
「ゴール前でいいパスがきて、シュートしたんだけど、はずれてしまって。はじかれたボールを、またもう一回シュートしたけど、それでも入らなくて」
「でも、コーチに、『今のシュート、いいね!危うく、ゴール決められるところだった』って言われて」
「ゴールが決まらなくて、めっちゃ悔しかった!けど、楽しいんだよね」
「あ、でも俺はどっちかっていうと、フォワードじゃなくて、ディフェンスの方が向いているね~」
など、大汗がまだひかない状態で、練習のできごとを次から次へと話し続けていました。
私は、その長男の表情を見ながら、ひたすら話を聞いていました。
一通り、長男の話を聞き終わってから
横にいた夫に、「こうやって子どもの話を、ただ聞かせてもらえている時間が、私にとっての小確幸だなー」と言うと、
「子どもの話を聞いている(私の)表情をみて、なんだかとても嬉しそうで、幸せな時間なんだろうなーと思っていた」と返事がありました。
そのときに、また私の小確幸を発見しました。
それは、子育てについて「アクティブリスニング」という共通言語を使って、夫と会話ができていることです。
夫にアクティブリスニングを知ってもらい、実践してもらって、夫婦の共通言語になるまでは、様々なハードルがありました。
このことは、『夫に話を聞いてほしい 根の深い問題でした』に記載しております。
昨年から約1年間、私は「自分の気持ちを大切にして、諦めずに相手が理解しやすいように伝える」という小さな行動変化を積み重ねてきました。
日々の小さな行動を変えることで、こんな小確幸が日常生活の中に生まれました。
夫との関係改善
夫との関係改善は、『夫に話を聞いてほしい 根の深い問題でした』に記載した通り、clubhouseで赤羽雄二さんに、相談できたことも大きかったです。
■Clubhouse 毎週土曜日9:00~10:00
『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「何でも相談カフェ」
また、赤羽雄二さんの推薦図書の一冊でもある『対人関係療法で改善する 夫婦・パートナー関係』(著:水島広子)も、参考になりました。
『対人関係療法で改善する 夫婦・パートナー関係』は、よく見られる「ずれ」や「コミュニケーション」のパターンを示して、対人関係療法に基づいた夫婦・パートナー関係の改善方法を紹介してくれています。
夫婦・パートナー関係に問題を感じているようでしたら、きっとあなたのご家庭にもあてはまる「よく見られるパターン」があると思います。
対人関係療法では、自分から最も近いところに、家族、恋人、親友などの「重要な他者」がいて、それなりに親しい友人、親戚など「まあまあ親しい人」がいて、職業上や地域活動などの人間関係あって、これらのバランスがよいことが、社会的な機能として、最も望ましいと考えます。
「重要な他者」との現在進行中の関係と症状がどのように関連しているかに注目しながら治療をすすめていきます。
つまり、「重要な他者」との関係性は、心の健康の鍵を握っているのです。
「重要な他者」
『愛着障害 子ども時代を引きずる人々』(著:岡田尊司)の巻末には、愛着スタイル診断テストが収載されています。そのテスト結果によると、私は若干、回避型の愛着傾向があるようです。
そのせいか、好きで結婚はしたけれど、夫に対しても、元は他人だから仕方ないと、自然と相手と自分を切り分けて深入りしない傾向がありました。
でも、「私の本当の気持ちや考えを知ってほしい」という気持ちに蓋をせずに、夫を「重要な他者」であると認識し、関係改善に着手してきました。
そして、この関係改善のポイントに、「話を聞くこと」があるのです。
その他、「ずれ」を埋めるためのコミュニケーションの工夫として、
相手が聞ける時間に話す
「あなた」の話をしない(YOUメッセージで話さない)
相手の話は最後まで聞く
「相手」を変えるのではなく、「行動」を変えてもらう
変えてほしいことは「依頼」の形で話す
プラスの行動をほめる
話し合いの習慣を作る
話し合いのルールを作る
話し合いが難しい人は
などの具体的な方法も紹介されています。
やり方がわかるため、自分でも取り入れて行動を変化させやすいです。
アクティブリスニングから好循環が生まれる
「子どもの話を聞きたい」と始めた「アクティブリスニング」が、夫婦関係にも良い影響を与えてくれています。
夫を私の「重要な他者」と認識し、関係改善に取り組んだことで、家庭内の好循環が回り始めました。
「アクティブリスニング」を軸に、自分の大切な人たちへの関わりを変えることで、私の小確幸が、日常生活に増えています。
自分の大切なものを大切にしながら、日常生活の小確幸を見つけ、味わっていきたいです。
それが、子どもの話をリラックスして聞ける自分でいられることにもつながります。
苦しくつらい子育てから抜け出し、家庭を安全基地にしたい方へ、情報を更新しています。
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