心理学の知見:自分で自分のユニークな役職名をつけると、疲れが吹っ飛ぶ
たまに、自分で勝手にユニークな役職名をつけている方いますよね。ハピネスエバンジェリストとか、ですよね。
研究によれば、こうすると、色々とメリットがあるようなのです。
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ペンシルバニア大学のグラントらの研究グループは、自分で面白い役職名をつける効果を調べた。
社員が自分で面白い役職名をつけている、ある財団を調査した。
CEOからメンバーまで22人インタビューをしたり、会議などに23時間出席をして社内の様子を観察した。
自分で役職名をつけていると、以下の3つの効果が確認できた。
①自分らしくいることができて、喜びを感じる
②みんなオープンで楽しい雰囲気になり、心理的安全性が高まる
③周りの人のサポートをより得られるようになる
その結果、社員の疲れは低減されているようであった。
次に、あるヘルスケアの組織で、次のような施策を行った。
あるグループには、自分で自由に面白い役職名をつけてもらい、あるグループにはそういうことはしなかった。
5週間後、面白い役職名をつけたグループは、たしかに、自分らしさや心理的安全性をより感じ、疲れが低減していた。
自分で自分の役職名をつけると、疲れが低減すると示唆された。
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役職名に対する新しい見方を提示してくれますね。
役職名は、リソースだったんだ!
会社にこのような制度がなくても、自分の仕事を自分で定義して、勝手にタイトルをつけたらいいですよね。
自分は何にしようかな...コンパッション・アンバサダーとか、かな!?
Grant, A. M., Berg, J. M., & Cable, D. M. (2014). Job titles as identity badges: How self-reflective titles can reduce emotional exhaustion. Academy of Management Journal, 57(4).
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