プロのデザイナーになって1番はじめに学ぶことは、マージンという余白の取り方
1.マージンとは?
プロのデザイナーはデザインのマージンを見るだけで、
素人が作ったデザインかどうかが分かります。
Q.マージンとは?
A.マージンは外側の余白のことです。
※ちなみに版面は文字情報や画像を入れる領域のことです。
2.マージンの基本
素人デザイナーの場合は、マージンを意識できていなくて文字や画像を外側の縁ギリギリまで入れるので見ていて窮屈なデザインになりがちです。
特にWEBデザインしかやったことが無くて印刷物のデザインをやったことがない場合は顕著です。
印刷物の場合は、版面を紙面ギリギリまで配置すると印刷の裁断時に文字が欠けてしまいます↓
↑上記のようにギリギリまで版面を使うのではなくて、外側に余白をとってデザインすることで、デザインのクオリティがアップします↓
マージンは他にも使い方があって
マージンを広げたり狭めたりすることでデザインの印象をコントロールすることができます。
マージンが狭い場合は『にぎやか』で『楽しい』といった印象を与えることができます↓
逆にマージンが広いと『高級感』や『洗練された』印象を与えることができます↓
余白やマージンを大きくとった方が集中して情報を見せることができるので、ポートフォリオなど自分の作品に注目して欲しい場合にもおすすめです。
上記で説明したマージンの取り方はデザインの基本です。
なんでもそうですが、基本がわかっていないと応用することができません。
上記のことはプロのデザイナーになるとはじめに教えてもらうことです。
ここから解説することは、会社では教えてくれないのでデザインを上達させたい方は読み進めてください。
3.マージンの比率を変える
マージンの基本ができてくると、マージンの比率を変えて応用したデザインができるようになります。
紙面いっぱいまで画像を使う↓
紙面いっぱいまで画像を使うので『躍動感』が出ています。
ただそれでもマージンが意識されていてロゴは外側からしっかりマージンが取られた位置に配置されていますし、キャッチコピーもゆったり配置されています。
だからこそ躍動感があって高級感もあるデザインに仕上がっています。
マージンの比率を一部だけ崩す↓
下部の余白を大きく開けて、イラストに関しては下部のマージンは取らずに文章を押しのけています。
これはデザインでよく使われる崩しのテクニックですが、この崩しをマージンの基本を知らない素人が作ると、ただのごちゃごちゃしたデザインになってしまいます。
すべて揃っているデザインの一部だけを崩すことでデザインに違和感が出て面白さが生まれます。
美しいマージン比率というのは時代とともに変化しているので、いろんなデザインを見て自分オリジナルの美しいマージン比率を見つけてみてください。
さいごに
この記事はデザイン入門教室の内容をいくつか引用しています。
興味があれば読んでみてください↓