デザインは制約をかけるとうまくいく!
1.主張は1つ、理由は3つでデザインを考える!
デザインの考え方はプレゼントを選ぶ時と似ています。
デザインがうまくない人は、プレゼントを選ぶのも苦手です。
世の中はたくさんのもので溢れているのに、そんな中から1番いいものを選ぼうとするからプレゼントが決まりません。
プレゼント選びが上手い人は、制限をかけます。
例えば、予算は1万円以内、相手の好きなブランド、長く使えるもの。
と自分で制限をかければ、意外と素敵なものが見つかります。
人間は選択肢が多い時ほど、いいものを選ぶことができません。
これを選択のパラドックスといいますが、デザインにもこれは当てはまります。
2.いいデザインをするには?
基本的にデザインの仕事には制限がかかることが多いです。
予算、納期、使えるものなど、様々な制限がかかります。
ですがそれよりも制限をかける必要があるのは主張です。
つまりデザインでは何を伝えるかを1つに選ぶ必要があります。
クライアントは商品やサービスの良さをすべて伝えたい。と考える人が多いです。
ですが、デザインでその商品やサービスのすべての良さを表現するのは良くありません。
なぜなら伝えたいことを増やせば増やすほど、何も伝わらなくなるからです。
だからいいデザイナーは主張を1つに絞ります。
その上でなぜそれがいいのか、
3つくらいの理由をあげるとさらにいいでしょう。
理由は色々ありますが、大体が「トレンド・特性・お得感」です。
例えば有名なサービスLINEで説明しましょう。
主張:『LINEは手軽に多くの人とコミュニケーションが取れる!』
トレンド:多くの人が使っている
特性:誰にでも簡単に扱える
お得感:無料で使える
といった感じでまとめれば、どんなデザインがいいかは考えやすいです。
逆にLINEのメリットをすべて説明するのは大変です。
LINEはお金も送れるし、ゲームもできるし、ニュースも見れるし、何でもできて、クーポンとかもあってお得。
上記のようにすべてを表現しようと思ったら大変です。
だから必ず主張は1つに絞りましょう。
仕事によっては、たくさんの言いたいことを表現しなければいけないデザインもあるでしょう。
その場合でも一言にまとめて見る人に伝わりやすくするコツが必要だと思います。
実際にLINEのキャッチコピーを見ても、一言でズバッと言いたいことが伝わってきます↓
画像はLineの公式サイトより引用
「LINEはいつもあなたのそばに。」LINEは新しいインフラになりますよ。ってことを伝えたいのです。
3.デザインは制約をかけるとうまくいくまとめ!
デザインは主張を1つにまとめる!
その上で3つの理由をつけると情報をうまく整理できます。
デザイナーはクライアントの要望をそのまま聞くのではなく、きちんと整理してこれだけを主張しようと決めてあげましょう。
デザインが良ければクライアントは必ず納得してくれます。
ちなみにクライアントを説得する際も『主張は1つ、理由は3つ」の原理で説明すると言いたいことが伝わりやすいので、プレゼンの際にもおすすめです!
このnoteの内容は、博報堂スピーチライターが教えるの書籍よりいくつか引用しているので、良ければそちらもご覧ください↓