【デザインセンスがない・・・】デザインセンスを磨くおすすめの方法
このnoteではデザインセンスを磨く方法に関して書いていきます。
・デザインがいつまで経ってもうまくならない
・いつもデザインをパクってオリジナリティを出せない
・1流のデザイナーになりたい
そんな方に向けて、そもそもデザインのセンスとは何なのか?おすすめのデザインセンスの磨き方について解説していきます。
1.デザインのセンスや才能の正体
デザインをあまり知らない人は「デザイナーって生まれもってのすごいセンスがある人だけがなれる職業だよね」と考えている人が多いですが、この考え方はあながち間違いではありません。
デザインを本格的に学ぶには学生の頃から勉強を始めなければいけません。そのためには学費の高い美大を受験して合格する頭脳と経済的な余裕が必要です。さらに学生の時に将来デザイナーとしてやっていくんだという考えを持っていなければ美大に行こうとも考えません。
どれだけの人がそんな恵まれた環境にいるのでしょうか?
そう考えるとデザイナーになるには恵まれた環境と意思が必要でそれは生まれもった才能かもしれません。
ですがプロのデザイナーには様々な人がいます。
・学生の頃にはまったくデザインに興味がなくて、大人になってから勉強をはじめたデザイナー
・他業種から転職したデザイナー
そういう人でも世界で賞をとっている人もいます。彼らは突然才能が開花したわけではなく、デザイナーになろうと思った時からコツコツ勉強していったのです。
「じゃあ生まれもった才能なんてデザイナーには関係ないの?」と思うかもしれませんが、そんなこともありません。
生まれもった才能もありますし、それがデザインのオリジナリティを生み出す場合もありますが割合的には多くないと思っています。
生まれもったセンスと後天的に勉強などで身につくセンスの割合は1:9くらいではないでしょうか?
※画像はたのしごとデザイン論より引用
つまり先天的なセンスもデザインをする上での要素にはなってくるのですが、割合は後天的なものが多いってことです。
2.デザインセンスを磨く方法
デザインセンスを磨く方法は、良いものをたくさん見ること。学校の先生などに「良いものをたくさん見なさい」と言われたことがある人も多いと思います。
なぜ良いものをたくさん見ると良いのでしょうか?
それはデザインを作る時の情報が少ないとオリジナリティを出せないからです。
自分の中に情報がないとデザインに反映できません。そうなるとデザインすることが出来ないので結局他人のデザインをパクってデザインを仕上げることになります。パクったデザインは自分のデザインではありません。
美大に通った人は学生の時に作品作りに向き合います。それをしてこなかったデザイナーは自分の中のオリジナリティを育てる前に仕事についてしまい納期を守るためにデザインをパクるのが常習になります。
そうなると何年経っても成長しません。20年やっても新人レベルなんて人も僕が働いていたデザイン事務所にはいました。その人は1人前のデザイナーになることを諦めて仕事と割り切っていましたが、やはり周りからの評価もきつくすぐにデザイン事務所はやめてしまいました。
何年やってもデザインの腕が上がらないのは悲しいことです。自分のオリジナリティを出せなくて悩んでいるデザイナーは世の中にたくさんいます。
そこで今からデザインセンスを磨く方法について紹介していきます。
1番おすすめの方法はスクラップブックです。
美大やデザイン学校を卒業した人ならやったことがあると思いますが、自分の好きなもの(絵、写真、文章、漫画などなんでも)集めて1つのファイルにまとめます。
そうすると自分の好きを客観的に見ることが出来ます。
※画像はブルーピリオド1巻より引用
そうやって情報のインプットにも工夫していくと自分のオリジナリティを出せるようになってきます。
あとは街中で色々なデザインを見ることです。街中にはデザインが溢れています。自分がいいなと思ったデザインがあるなら少し立ち止まって「そのデザインの何が好きか」を考えてみてください。
世の中にはデザインのヒントがたくさん落ちています。そう考えればコンビニもスーパーも参考書みたいなものです。しっかり世の中をみていいデザインを発見してください。
僕の好きな言葉に「目より先に手が肥えることはない」という言葉があります。画家の言葉ですがデザインにも当てはまると思います。
※画像は呪術廻戦より引用
3.デザインを勉強する自信がなくなった時
デザインには後天的なセンスが重要だと話しましたが、一流のデザイナーの高次なデザインを見ると不安になると思います。
おまけにそのデザイナーが藝大卒とかだと学生の頃からしっかり学んでいない人はより不安になるのではないでしょうか?
そんな時は色んなデザイナーの経歴をみるといいと思います。
・アルマーニは41歳で医者志望からデザイナーになりました。
・ココシャネルは生活のために裁縫技術を学んで、若い頃に才能を開花させましたが戦争のために会社を畳んで、戦争が終わって71歳でシャネルスーツを作りました。
そんな偉人達の歴史を見ると人のピークは何歳でくるのか分からないなぁと感じますし、若い頃からデザインを学べてちゃんと勉強できる環境なんて一握りなんだなぁと思います。
遅先のデザイナー達の実績を見るとデザインはいつからはじめても遅くないんだと証明してくれているので励まされます。
大事なことはいつまでも学ぶ姿勢を持ち続けられること。学ぶ姿勢を持ち続ければいつか成長できます。
今オリジナリティ溢れるデザインができなくても、来年・再来年成長していればいいんです。世の中の色んなものを見て体験して自分の中にあるデザインセンスを育ててください。
4.最後に
このnoteではデザインセンスを磨く方法を紹介してきましたが、ブログではデザイナーになる方法や実践的なことを紹介しているので興味がある方はどうぞ。
このnoteの参考に使った参考文献を紹介しておきます。