給食無償化(2023/1/23)
先週桑名市で18歳までの児童手当の拡充が発表されました(蟹江町は15歳まで)
私は子育て支援のひとつとして学校給食の無償化に取り組んではどうかと考えています。
理由は大きく2つあります。
1.給食費は予算計画が立てやすいから
2.学校給食は子供にとって大事な栄養補給の場であり、質の維持は必要である。また教育と同様に学校内において無償で与えられるべきものであってよいのではないかと考えるから。
参考)
小学校給食費:月額4000円(1食230円)
中学校給食費:月額4400円(1食270円)
1.について
今蟹江町では18歳までの医療費が無料となっています。
とてもありがたい話ですが、それにどれくらいの予算を当てたらよいのか計算することはとても難しいのではないかと思っています。
子どもがどれだけ病気や怪我をして医者にかかるかなど、神のみぞ知るです。
それに比べて給食費というのはとてもわかりやすく取り組みやすいものであると思うのです。
無償化になったからといって一人当たりの食べる量が大きく変わることがないので実際の変動は想定の範囲内に収まるはずですから、医療費などに比べると取り組みやすい項目だと考えるわけです。
2.について
厚生労働省は2019年時点で7人に1人の子どもが貧困状態にあると発表しました。
子どもの食事や栄養がどれくらい取れているかは家庭の格差の影響を受けていると研究者の実態調査によってわかっています。
この格差を広げないために大きな役割を果たしているのが学校給食です。貧困状態にある子どもは学校給食によって不足しがちな栄養素のタンパク質、ビタミンなどを補っています。
だからこそ学校生活の中で、子どもの成長にとって必要不可欠、かつ平等に惜しみなく与えられるべき「教育」と同様に「学校給食」もまた無償で与えることに不条理はないと考えます。
続く値上げラッシュの中2022年10月には前年比+3.6%(生鮮食品以外で)となりました。
現状の給食費を維持するためには安価な食材に変更するか、量を減らすか、税金で補填するか。もしくは給食費を増額して給食の質と量を維持するしかないわけです。
政府が子育て支援に取り組もうとしている中でさらなる給食費の増額は逆行といえます。
ここで近隣市町村よりいち早く蟹江町は給食の無償化に取り組むべきと私は考えます。
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