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弓の毛替えの話

ヴァイオリンとヴィオラのサブ弓の毛替えをしてきました。
弦や松脂に拘る方は多いですが、実は毛替え頻度の方が
音色えの影響が大きいと感じています。
私は弓は本番弓を温存弓としていましてローテーション運用をしています。

ヴァイオリンでもヴィオラでも本番で使うメイン弓はフェルナンブーコで
普段は温存して全く使いません。本番当日のみです。
普段はサブ弓のカーボン弓を使っています。
カーボン弓であれば酷使しても大丈夫ですし折ってしまう事故も防げます。
サブ弓は使い倒しているので半年に1回毛替えをします。
毛替えをサボると鳴らなくなってくるので練習でも支障が出てきます。
本番弓は月にだいたい1~2日しか使わないので
2年に一回ぐらいしか毛替えをしません。

更に予備弓として安めのフェルナンブーコ弓を用意しており
基本出番はありませんから毛替えもしていませんが
いざという時の保険にキープしています。

最近、普通のモンゴル産弓毛以外にも
少し高価なシベリア産や高価なイタリア産(ルッキ)も出ていますが
私は使ったことが有りません。馬の産地といえば
モンゴルのイメージでシベリアやイタリアに馬にイメージが全く無いんで
なんか試そうという気にならないんですよね・・・

実はナイロン製シンセティック弓毛をサブ弓に使っていた時期がありました
温度湿度変化に強く、夏場や梅雨の時期には重宝するのですが
松脂の乗りが悪く、1曲弾く度に松脂を塗り直していて大量に消費しますし
馬毛より少し引っかかりが弱く練習用に割り切らないと少ししんどいです。
思ったより寿命も長くなかったので
値段も変わらないし、それなら馬毛でいいやという事になり
使わなくなってしまいました。

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