弓元を制すものがボウイングを制す
昨日、弓先を制すものがボウイングを制すという記事を書きましたが
正反対のタイトルやないかーい!とツッコミたくなるかと思いますが
まあ聞いて下さい。弓先を制した後の世界の話です。
弓先で指板に流れずにコントロール出来て
弓先でもしっかり弓圧をコントロール出来るようになると
ある事に気が付きます。あ、ラクだ・・・
弓先で弾く時は肘を心臓より高い高さまで上げる必要がなくなり
肩関節を使わず、肘先だけでボウイング出来る様になり
人差し指だけで弓圧を掛けられる様になり
殆どのフレーズをこの状態である程度は弾ける様になってしまいます。
弓先を制してボウイングを制した状態です。
ココでサボりを覚えてしまう訳です。
しかしこの状態は、いわゆる置きに行った演奏。攻めない演奏。
特に合奏の中の One Of them に埋もれて弾いている状態だと
コレで乗り切れてしまう訳です。合奏の邪魔はしないだけの演奏です。
文字通り小手先の演奏。ココで上達の停滞期が始まります。
この段階で思いっきり振りかぶり弓元からの強い入りが出来れば
アタマひとつ抜ける魅せる演奏ができます。
とはいえトップで弾く経験をすれば全員が躊躇して
ソローリと入りがちな場所でも
トップだけは思いっきりザッツを出すために振りかぶり
ガッツリと入って周りを引っ張らなくてはならなくなりますので
そんなサボりは出来なくなります。
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