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弦の張替えは楽器と向き合う時間
弦楽器は消耗するパーツをいくつも使用しているので
定期的なメンテナンスが必要となりますが消耗品の最たるものが弦です。
慣れていない方は弦の張替えも工房に依頼される方も多いです。
弦の張替えは慣れないと難しいのでプロの職人さんに任せるというのも
全然アリだとは思います。
私にとって弦を張り替える時間は楽器と向き合う時間でもあります。
古い弦を外す時にナットの溝や駒の溝、ペグ、ペグ穴、指板など
弦が張られていない時でないと気付け無い摩耗が見つかったりします。
指板や駒周りも普段拭きにくい部分を拭き取ることが出来たり
いつの間にか付いた傷を発見する事も有ります。
また弦を張り替える時には必ずナット溝、駒溝に蝋燭を塗りますし
ペグにはコンポジションを塗るので調弦も安定します。
駒の傾きも直しますし、弦を張り替える工程の中には
楽器と向き合う時間がたくさんあるのです。