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少し目線を変えて優先順位を考えてみる

弦だったりパーツだったりで音色を追求し沼にハマる事があります。
沼探求は楽しいですし得られる知識と経験も多いので良い事ではありますが
私は敢えて音色の優先順位を目線を変えて下げています。
え?音色どうでもいいの?と思われるかもしれませんが
音色より優先順位が高いものが私の中にはあるのです。
それは安全性。トラブルの少なさです。
人前で弾く機会が多い私には重要な要素なのです。

例えば弦で言えば良い音色で評判の弦はたくさんあります。
しかし音色以外の性能はあまり語られません。
調弦の安定性、切れにくさである耐久性、経年劣化の少なさは
あまり語られませんよね。私はこの安全性能を重視しています。
巻線のほつれやすさも銘柄によって結構差が有り
スグにほつれる弦もあるのです。
また音色重視ではループエンドなのでしょうが
私は耐久性重視でボールエンドを選択しています。
実際にE線がループエンド側で切れる経験を何回かしています。
あと弾きやすさも優先順位に入れてあげます。
音色重視の弦は高張力が多いのですが
弾きやすさがスポイルされる点もあまり語られません。

肩当ても音色を追求し軽量なものが競うように作られていますし
体型へのフィット感も重視される要素ですが
外れにくさは意外にも、あまり語られません。
しかし演奏中にボロボロ外れると演奏継続性が危ぶまれます。
私にとっては外れにくさは音色以上に大事な要素です。
体型へのフィット感も大事なのですが、ココを重視すると
調整可能な可動パーツが増える事になります。
可動パーツの多さに比例してガタツキ要素も増えるので
外れやすくなっていきます。
私は肩当ては高さ調整用のゲタだと割り切り
音色やフィット感をある程度妥協して可動パーツを少ないものを選び
外れにくさを優先しています。


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