フレーズを歌わせるには
フレーズを歌わせるにはビブラート!と思いがちですが
実は音の強弱、入り方や収め方などの
音量コントロールの方が効果的だと考えています。
実際にバロック、古典専門のビブラート禁止の団体に
お手伝いに行った事が有りますが誰もビブラートを掛けていませんでしたが
フレーズは充分歌っていました。
楽譜に書いてあるpやfの強弱もですが、クレッシェンド、ディミヌエンド
のように時間を掛けて音量を変えたり、subitoのように突然強弱をつけたり
アクセントのように頭を突いて後ろを抜いたり
逆にそろーっと入った後に押して音量を上げたり等
これらをきっちりやってあげる事でフレーズはかなり歌います。
特に入り方と収め方で聴いている方の印象は決まってきます。
以前に強弱の大切さを書きました。
強弱をきっちり付けている人の演奏は
とても素晴らしいものでした。