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オルガンから学ぶ倍音の話【Part3】
【Part2】からの続き
それではチェロやヴィオラやヴァイオリンのような弦楽器の
倍音成分はどの様になっているのでしょう?
コレは驚きの2倍音、3倍音、4倍音、5倍音、6倍音、8倍音全部入りです。
基音の1オクターブ上の第2倍音
1オクターブ上の完全五度の第3倍音
2オクターブ上の第4倍音
2オクターブ上の長3度の第5倍音
2オクターブ上の完全五度の第6倍音
3オクターブ上の第8倍音
全部入っています。
更に驚きなのが成分としては基音が一番少なく倍音のほうが多いのです。
ちなみに細かい話でお気づきの方も居ないとは思いますが
オルガンのスライドバーには第7倍音がありません。
7という数字は数学的にキリが悪いので
第7倍音は2オクターブ上の長6度と短7度間にある音になります。
完全に不協和音なので使い勝手が悪いのでしょう。
弦楽器はかなり複雑な音を出しているんですね。
しかし実は倍音は偶数や奇数だけではなく
整数ではない倍音もあるのです。これは非整数倍音といいます。
【Part4】に続く