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指が短いとヴァイオリンには不向きなのか?

よく「私は手が小さいからヴァイオリンには向いていない」
とか聞きますよね
コレは手が小さくて指が短い事には自信が有る私が断言します。
そんな事はありません。逆にとんでもない強みになります。

よく指の長い人の演奏動画をみていて
いいなー、美しいなー、上手だなー、ジャンプしないで弾けてるー!
と思う反面、速いパッセージでバタバタと窮屈そうに
指を折りたたんで置きに行ってるように見える事が多いのです。
例えると長い菜箸で食事するような窮屈さです。

実は指が短い人は指をバタバタさせる事が出来ないので
最小限の動きで押弦する事が出来るので速弾きには有利なのです。
もちろん指が短いデメリットも有ります。
3度の重音でアーチが作れず高い方の弦に触れてしまいがち。
10度の重音は1stポジションでは出来ない。
小指をひょいと伸ばすフィンガリングが出来ないので
ポジション移動や移弦が多くなりがちになります。

私にとって持って生まれたこの短い指は
損でもなく得でもなく個性です。
速く弾く事に関して宝物だと思っています。

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