ロビー・ラカトシュ&アンサンブル 横浜公演に行ってきました
ロビー・ラカトシュ&アンサンブル 横浜公演を観に行ってきました。
ロビー・ラカトシュは私の大好きなヴァイオリニストで
スラブ民謡系の曲を中心としたロマ音楽を専門にしていますが
特徴的なのはとにかく指が回る男として有名で全ての曲が速弾きです。
そしてヴァイオリンの怪人とも呼ばれる個性的な風貌も魅力です。
完全にオッサンなんですが、それすらも武器になるような
自己プロデュースがとても上手い方です。
ヒゲがカールしていて可愛いのです。
最前列センターの席が取れたので
ラカトシュのフィンガリングが良く見えました。
実際に生で見てわかったことですが
ピッチカートの技術が凄いです。
人差し指と中指の2本を使い、指の腹側で弾くだけでなく
爪側で押し出す事で往復させて4連音を瞬時に出しつつ
左手の小指ピッチカートまで織り交ぜてきます。
あと巨漢のイメージでしたが背は意外にも低く
私と大差無い感じで手も小さかったです。
とにかく観客を飽きさせない魅せる演奏で
奏者達も観客席もとても楽しそうだったのが印象的です。
オッサンで有る事がカッコいい。オッサンで有る事がカワイイ。
そんな稀有な存在なのです。