プロに聞いたフィンガリングとボウイング戦略
アマオケの合奏練習に行くとプロオケ奏者の指導者さんから
貴重なノウハウを頂く事が有ります。実際のところ私のnoteの記事は
そのようなプロ奏者から教わった内容の受け売りが元ネタです。
昨夜もプロオケのヴァイオリン奏者さんからいただいた
貴重なノウハウが有りました。
・フィンガリング
ポジション移動や移弦をするタイミングはフレーズの中に
まず大事な音と大事ではない音を選別する。
大事な音はフレーズの開始音と着地音なので
その間にある音は経過音として割り切り音程の正確さや
繋がりのスムーズさを捨てポジション移動や移弦のポイントに割り当てる。
大事な音でのポジション移動や移弦は避ける。
・ボウイング
弓先は軽やかな音、弓元は濃厚な音、弓中は中間
という特色を考えて、まずはフレーズ単位で使う場所を確定してしまう。
アップダウンは前後のフレーズが軽やかなのか濃厚なのかで
弓先に持っていきやすいのか弓元に持っていきやすいのかで付けていく。
フィンガリングに関しては概ね私と同じような考え方で安心しましたが
ボウイングは単純な弾きやすさや、アクセントはダウン、強拍はダウン
弱音のロングトーンはアップ入り、アフルタクトはアップ
の様な今弾いているフレーズの中の要素だけで考えがちでした。
前後のフレーズで弓先を使うのか?弓元を使うのか?
ダウンで終わった方が次に弓先に持っていきやすいのか?
の様な前後の繋がりはあまり考えていませんでした。