演奏と視覚の話
楽器の演奏は本来は視覚とは関係が無いのですが
クラシック音楽に限って言えば楽譜に書いて有る事が全てなので
視覚も関係があります。楽譜の視認性はかなり大事で
オケで弾いている時は的確に素早く音符を追い読み解く事に
集中力の大半を割いて、弾いている演奏行為に関しては
ほぼ自動化している感じでしょうか。
とはいえソロ曲などを弾く時は楽譜は見ずに
暗譜で弾く事が多いので視覚が開放されます。
すると私の場合は視覚が邪魔になります。
楽譜ではない視覚情報はノイズでしかないんですね。
そんな訳で私がソロ曲を暗譜で弾いている時は
ほぼ目を閉じています。開けてしまうと全然演奏に集中できないんです。
もうコレは子供の頃からの習慣なので今更直せません。
弾きながらもう少し客席の方にも
視線を配れると良いのになと思います。