見出し画像

顎当ての話

顎当ての位置ってたいていはテールピースの左側に付いていると思います。
テールピースを跨いだ留め具で左側に皿が有るのがガルネリ型、ストラド型
跨がない留め具で左側に皿が有るのがドレスデン型、カウフマン型
テールピースの真上に皿が有るのがフレッシュ型、バーバー型、セミヒル型

左がガルネリ型、右がセミヒル型

色々なタイプがありますが、結局のところ違いは高さと位置です。
高さで言えばテールピースを跨がない方が構造上低く出来ますし
跨ぐ場合は高さが出ます。テールピースの真上なら最も高くなります。
位置で言えばテールピースを跨がない方が左に寄せられますし
跨ぐと少し真ん中に近づいていって
テールピースの真上だと完全にど真ん中になります。

首の長さが短かったりする場合は高さが欲しいでしょうし
長かったら低くセッティングしたいでしょう
位置はセンターに寄せると楽器自体は左に寄るので
弓先が使いやすくなります。
肘が短い人は少し弾きやすくなると思います。
とはいえ高さに関しては肩当てでも調節出来るので
最終的には位置を優先して决めると良いかと思います。

私個人的にはセンター寄りの弾き易さが気に入っています。
しかし皿がフラットなタイプより顎先を引っ掛けやすくなる
隆起が強いタイプが好きですがセンター寄りはあまり隆起が有りません。
とはいえ実際それ程こだわりは無くドレでも弾けるので
木目やシルエット等見た目で選んじゃいますね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?