DJI Osmo Pocket3用の一枚売りのNDフィルターを試す
先月、韓国にTOEIC スピーキング・テストを受けにいったことはここやここに書きましたが、そこで動画を撮るつもりだったので日本を立つ前にPocket 3用のNDフィルターが手に入らないかと探していました。しかし、本体が発売直後とあってセット売りで高価だったり、海外から(おそらくほとんどが中国)なので到着が間に合わなかったり。その中で一点だけギリギリ間に合いそうな商品を発見し、しかもセットでなくて一枚売りだったので失敗しても諦められる金額、約2700円、だったため購入しました。
着予定日に幅があり早ければ間に合うけど、遅かったら日本から帰ってきてからという表示だったのですが、まさかの予定日より早い到着で余裕で間に合ってしまいました。そもそもNDフィルターとは何かといえばサングラスのようにカメラに入る光を減光するものです。Pocket 3用のレンズフィルターはマグネットで付くようになっていて、これもそのタイプ。なぜ減光が必要かというと、動画は連続した静止画なわけですが明るいところで撮影するとカメラがオート設定だと適切な明るさを得ようとして、つまりあまり光が入らないようにとシャッタースピードを短くして連続した静止画、つまり動画を撮ってしまいます。すると一枚一枚の画の中の被写体が動いていてもピタッと止まってしまうのですが、綺麗に映るから良いじゃないかというと決してそんなことはなく、動画としてみたときに妙に動きがぎこちなくなりパラパラマンガのように見えてしまいます。動きがスムーズにならない。
動画の場合はある程度、各フレーム内の動いている被写体は動きに応じた動きブレがある方がスムーズに動いているように見えるのです。しかし、適切なブレを得るためにシャッタースピードを遅め(といっても1/60とか1/50とか)に設定すると明るいところでは光が入りすぎて白飛びを起こしてしまいます。そこでサングラスをレンズの前に取り付けて光の量を抑えて動きブレを得るために適切なシャッタースピードにしても明るくなりすぎないようにするわけです。
文字だけだとイメージしづらいかもですが動画で見ると一目瞭然です。NDフィルターを用いないためにパラパラマンガ状態になった動画と、白飛びした動画と、NDフィルターを使った動画を比較していただけます。
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