第1回「で、良い話だけど、何がしたいの?」
「ソニック・アーキテクト」という職業をご存知でしょうか?
アメリカ発の概念で、日本には今までなかった職業なので実は筆者もまだあまりうまく説明できないのです。
ビジネス風に説明してみると・・「わたしたちタクト株式会社のソニック・アーキテクトは、『音の総合建築家』です。
音は周波数です。
そして音=サウンド=周波数の表現には、ヒトに対し3つの作用があります。
1.「感情」を引き出す、動かす
2.「記憶」を呼び起こす
3.「行動」を喚起する
ソニック・アーキテクトは「音楽理論、認知行動心理学、行動分析、周波数解析、デシベルやノイズの解析、演奏や表現の分析を駆使しながら、企業の音や音声コンテンツ、音の環境づくりを科学的・戦略的に構築します。よって、企業の音=知財・無形資産としての付加価値を高め、ブランド力・企業価値の向上をサポートする職業です。」
・・・ということなのですが、そもそもこの文章、最後までお読みいただけましたでしょうか・・?そして何を言わんとしているのかお分かりいただけましたでしょうか・・?
実のところあまり・・というか全く自信がありません。
ですから、筆者がソニック・アーキテクトについてご説明すると、だいたいみなさんこうおっしゃいます。
「でさ、なんか良さそうな話なのはわかったけど誰に何を提供するの?」
つまり「ビジネスモデルがなっとらん」と・・・。グウノネも出ません。
でもダメ押しをしてみると、具体的なメリットとしては、例えばマーケティング分野では「音楽、音声、サウンドを科学的・戦略的に駆使して、ヒトの心に共感や同調を醸成し、長く記憶に残り、購買行動を喚起する音声コンテンツを分析・改善・創造」す・・
・・って 長い。
「なんかもっとこうさ、わかりやすく説明できないの?」
・・でもでもそれで、まだあって、音の及ぼす影響は甚大で、「空間の音環境づくり」を正しく行えば、従業員の生産性やウェル・ビーイングが向上し、お客様が戻ってきたいと思う空間をつくることができて、導線も自由自在、他にももっとあんなこんな良いことがあって・・ こんなであんなで・・
つまり・・・??
「もしかして もしかして 笑わないでいてくれるなら(注)。」
これ、ソートリーダーシップ・・、なの・・?
そうなの・・?あなただったの・・?
そうなんです。わたしたちソニック・アーキテクトは日本の市場にはまだないコンセプトを広めようとしているのかもしれません。次号から、「ソニック・アーキテクトは誰に対して何をするのか。」少しづつご説明をしようと思います。
(注)プライミング効果:「これまでヒトが脳内に蓄積してきた膨大な記憶データ中から特定のデータや効果が喚起される心理的効果のこと。筆者が往年の歌謡曲「もしかして」を引用しつつ「笑わないでね。」とは照れ隠しで言っているもののその実心の奥底では結構本気」であることが「ある世代以上の読者の方々」には痛いほどご理解頂けるはずである。
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