囲碁講師としての活動方針(2024年度版)
皆さんこんにちは。Takeです。
私は神奈川県大和市で囲碁講師として活動しております。
今回は、私が囲碁講師として活動するにあたっての方針について綴ろうと思います。
まず大前提として、私はただ単に囲碁を普及させたいわけではありません。
単に囲碁を広く知ってもらうのではなく、
囲碁のメリットを広く知ってもらうことを目標にして活動しています。
その結果として、囲碁人口の増加の一助になれば良いと考えております。
これまで、囲碁の競技人口は凄まじい勢いで減少してきました。
2009年に調査方法が変更されたことにより、一時的に競技人口は増加したものの、その後は右肩下がりです。
囲碁界隈では漫画「ヒカルの碁」が囲碁ブームを引き起こしたと言われていますが、実は競技人口の大幅な増加には繋がっていません。
私はこれまで、さまざまな碁会所で囲碁を教える機会を持ってきました。
新しく囲碁を始める方々には必ず、なぜ囲碁を始めようと思ったのかを伺ってきました。
多くの方々が
「なんとなく新しい趣味として」
「漫画で囲碁に興味を持ったので」
「看板や広報誌が目に入ったので」
とお答えになり、囲碁そのものに興味を持っておられます。
ただ、囲碁はある程度強くならないと楽しくないのが事実…
ほとんどの方々は途中で辞めていってしまい、一部のモチベーションが高い方や、センスの良い方だけが残る構図になっています。
現状では、囲碁は入口が狭いうえに、勝てない期間が長く、負けてばかりで楽しくない時間が長い趣味になっているのです。
引き返す方が多いのも頷けます。
そこで私は、まずは囲碁のメリットを知ってもらうことが大切なのだと考えます。
すなわち、囲碁のメリットに魅力を持ってもらい、そのメリットのために囲碁を覚えてもらうのです。
2024年度は、大和市で子供向けの囲碁講座を開講予定です。
子供が囲碁を習うメリットは色々と言われておりますが、分かりやすく魅力的なのが「学校の成績が良くなること」が挙げられます。
囲碁は右脳と左脳をバランス良く使う数少ないゲームのひとつであり、短期間で子供の認知機能を改善する効果があります。
下のリンクより、囲碁の効果・効能をご確認いただければと思います。
こちらは2023年に開催された第47回全国高校囲碁選手権大会の出場校と、各都道府県における学校成績をまとめたものです。
また、私は小学生の頃に囲碁教室で囲碁を習っていました。
そこの生徒の多くが、中学校での成績は優秀で、県内トップ3の高校に進学し、現在では医者や弁護士、高度専門職として働いています。
これらの事実から、私はこのように考えています。
子供の頃に囲碁を習うことで脳がバランス良く発達し、学校での成績の向上に寄与したのだろう
囲碁を習うことでこういうメリットがあると分かれば、囲碁に対する見方も変わってくるのではないでしょうか?
「子供の習い事ランキング」に囲碁が入ってくることを夢見て、2024年度の活動を頑張っていこうと思います。
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