【体験談】製造業R&D→コンサルへの転職で苦労したこと
みなさん、こんにちは。キャリアハッカーたこ焼きです。
今回は、製造業R&Dからコンサルへ転職を経験した私が転職後に苦労したことを紹介します。
【結論】
仕事のスピードが速い
求められる資料の質が高い
一つずつ紹介していきます。
【仕事のスピードが速い】
製造業のR&D(特に設計業務やデザイン、新技術開発など)は仕事の流れが非常にゆっくりです。
プロジェクトが年単位、5年を超えることもあります。
このような仕事の流れでは、1日1日の仕事の速度もゆっくりになります。
いろいろは部署とすり合わせして、
実験を何回も繰り返して、
確実に進めていくことがよくあります
コンサルの仕事は全く違います。
プロジェクトは短いものだと1ヶ月、長くても半年程度です。
1ヶ月〜半年後にはクライアントに成果を報告し、プロジェクトを完遂する必要があります。
1日の遅れが致命的になってくる日程感です。
1週間遅れたら、炎上不可避でしょう
少し視点を変えてお話しすると、
R&Dの技術者/研究者とコンサルタントは会社における立ち位置が違います。
技術者/研究者は会社においてはコストセンターです。
ものやサービスを売ってお金を稼いでいるわけではないからです。
お金を使って価値を創造することが仕事です。
なので、コストに対しての売り上げという意識が薄くなりがちです。
コンサルタントは、1時間あたりの費用をクライアントにチャージします。
加えてクライアントと直接対面して、会話をして、成果を報告します。
なので、1週間後の報告では、
「1週間分のコスト(売り上げ)に見合った成果」を出さなければならないという意識が非常に高くなります。
結果、仕事のスピードも上がっていきます。
このスピード感に慣れるまでは、頭が焼き切れそうになりました。
【求められる資料の質が高い】
技術者や研究者の方が普段のミーティング(社外も含めて)で使う資料は
内容が正しく、正確で、技術力が凝縮されたものです。
しかし見やすさは二の次になることがよくあります
(私の経験上、技術者同士なら補助線だらけの図面の方が話が進みます)
コンサルティング業界では、正しさに加えて、見やすさが非常に重視されます。
「正しくても伝わらないなら意味がない」と転職したばかりの頃によく言われました。
見やすさのために、情報を適切に削り、わかりやすい資料にしていくことが求められる。
「正しければ良い」ということを重視していた私にとっては、
「見やすさ」という視点を踏まえた資料作りは全くできませんでした。
見やすい資料のコツなどを上司から説明してもらい、
過去資料を何度も読みました。
資料作成に関する書籍をかなり読みました。
結局、一定のレベルに達成するまでかなりの時間がかかってしまいました。
もう一つ、資料の質の違いとして、部品図面は誰が作っても同じですが、
コンサルの資料は上司やクライアントの好みによって大きく変わる
という特徴があります。
前のプロジェクトではこの表現をして、伝わったけど、
今回はダメだったなんてことが日常茶飯事です。
資料のバリエーションを増やしていくことが非常に大切です。
コンサル転職を目指している方は、
今の仕事でも資料の見やすさ/伝わりやすさを意識した資料作りに挑戦してみてください!
この記事が気に入った、役に立ったという方は
「スキ👍」と「フォロー👆」をぜひお願いします!
それでは次回の投稿でお会いしましょう!!