【雑記】成宮すずが最愛よ君に届けに乗せた長瀬琴乃への挑発と八つ当たり
『最愛よ君に届け』の中に、成宮すずが歌う下記の歌詞がある
この歌詞を初めて聴いたとき、これは成宮すずが自分自身に言っている言葉だと解釈した
詳細に記述すると
「今まで琴乃に決めてもらっていたことを、いざ琴乃がいなくなった今、どうやって決めれば良いか解らないでしょ? それは自分で決めて」
というところか。
この解釈が間違っているわけでもないと思うが、しかし。
The MOONで登場した『私達ノ誇り 成宮すず』のアイドルストーリーと月ノヒカリの2番の歌詞を聞いて、私の考えは変えさせられた。
『私達ノ誇り 成宮すず』では、この曲は「4人が琴乃への思いを歌った歌」であると説明された。
それまでは4人が自分自身、または月のテンペストというグループ自体に歌っているものだという解釈も素敵れていなかったため、この言葉によって考える幅が狭まった。
それにより、先の歌詞の解釈は少々変異する。
「誰が決めるの 解らないでしょ? それは自分で決めて」
この歌詞はすずが自分自身に歌ったものである、と私が解釈したのは、これが他者に向けられているとするとあまりにも攻撃的すぎる内容だったからだ。
しかし、実際これは成宮すずが長瀬琴乃にぶつけたメッセージらしい。
つまり
「一人で彷徨ってどこに行くの? あなたの進むべき道を誰が決めてくれるの? 解らないでしょ? それは自分で決めて」
と同時に
「私は決めた、自分が月のテンペストにセンターに立って月ストを守り抜くと決めた。だから君も自分で決めて」といったメッセージも込められているのかもしれない
筆者はすずが琴乃へ送ったこの言葉には、成宮すずが琴乃の為を思うが故の容赦ない物言い、の他に
成宮すずの八つ当たりと切な願いのニュアンスも含まれているように感じられた
「最年少の私ですら、月ストを背負って立つと覚悟を決めたというのに。君は何をやっているの? 君はなぜ一人でいるの? それでも甘えてちゃダメだめだよ? 早く戻ってくるなりケジメをつけるなりしてみせろよ」
そんな、叱咤と八つ当たりの想いが、成宮すずにはあったのではないだろうか?
「誰が決めるの 解らないでしょ? それは自分で決めて」
「それでも決めた 甘えてちゃダメだから」
まとめ
この二つの歌詞は、成宮すずが自分を奮い立たせると同時に、最愛の長瀬琴乃に現状の打開を求める、切な願いなのではないのだろうか?
余談
月ノヒカリの2番のサビにはこんな歌詞がある
月ノヒカリの歌詞は誰が誰に向けたと解釈してもいいようにできているが、ここでは琴乃とすずの二人で解釈しよう
長瀬琴乃が成宮すずに
「君が守ってくれたんだ この場所も 目指す道も」と言っている
成宮すずが守っていたものとは、当然月のテンペストのことだ。
長瀬琴乃が自分で決めることができずにいた期間、成宮すずは自分で決めて、月のテンペストのセンターに立っていた。
長瀬琴乃が帰ってくる場所も、長瀬琴乃が目指す未来も、全て成宮すずが守っていたのだ。
対して
成宮すずから長瀬琴乃へ向けられた歌詞なのだとすれば
一見して解釈が成り立たないが
しかし
『成宮すずが月ストを背負って立つと”決める”ことができたのは、長瀬琴乃という脱退以後も成宮すずの心の支えとなり続けた月のテンペストの真のセンターがいたから』と解釈すれば、この歌詞は筋が通る
「私が新センターとして苦しみもがきながら戦っていた期間も、心の奥底には君がいて、君のためを思えたからこの場所も目指す場所も繋ぐことができた」
このように解釈することもできる
記事の大まとめ
長瀬琴乃と成宮すずは、共に月のテンペストのセンターに立った存在
すなわち、お互いがそれぞれの理由で苦しみ、または離れてしまったときに
月のテンペストを支えてくれていた存在なのである
長瀬琴乃と成宮すず、どちらが月のテンペストのセンターなのか?
という問いがあるが
私は
「長瀬琴乃と成宮すずは、月のテンペストという”月”の裏と表であり、共にセンターである」と解釈している
月ノヒカリによって過去の様々な月スト文脈が活性化されてしまったため、その他の詳細はベッド記事を書く
それでは、今日はこの辺で
時に、ポストするには明らかに多すぎる文字数の感情を抱えた瑠璃(♂)
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→→→→長瀬麻奈よりも一ノ瀬怜よりも早坂芽衣よりも長瀬琴乃よりも劣る成宮すずという弱者について書いた記事←←←←
長いですが、かなりの出来だと自負している記事になりますので、ご興味ある方は是非
(本記事では文化の研究と発展に寄与することを目的とし、他社が著作権を有する著作物の一部を引用利用しています。
楽曲の歌詞は表記にある通りの楽曲より引用しており、権利は記載の作詞者に帰属します)