旅行は、人をたらしてなんぼ|気ままな旅日記
旅行がなかなかできない日々が続いています。
私の周りにも「旅行が好き。」という友達は多いです。
最近は、旅行会社や航空会社が“バーチャル旅行”をリリースしたりしていますが、「ちゃうんよぉ。そうじゃないんよぉ。」と思ってしまいます。
どうしても、バーチャル旅行にはお金を落としたいと思えないんです。
ディズニーシーのソワリンだったら喜んで乗るけども....
旅行好きな人に、「ステイホームで何をしていますか?」と聞くと、
「Instagramで行きたいところを調べたりします。」
「晴れた画像を見てます。」と返ってきます。
検索するのは私も一緒です。見たい景色、食べたいもの、泊まってみたいホテルを調べます。
旅行に出るときは、だいたいのルートも決めて、無駄な動線や時間が生まれないようある程度決めてから旅行にでます。
調べまくることは一種のバーチャル旅行な気もします。
「旅行は気晴らしになる。リフレッシュになる、」これが一般的な意見かもしれません。
SNSで情報収集し、自身の体験をアウトプットする時代で、そこまでがちがちに決めて新鮮さって感じる?旅行っていう?と思うかもしれません。
私は、旅行の醍醐味は何かと聞かれたら、その土地の空気感、その土地ならではの食べ物、お気に入りの服を着ること、写真を撮ることなどを挙げます。
けども、旅の一番の醍醐味は、「人」だと思っています。
居酒屋の店員さん、ラーメン屋のお母さん、駐車場のおじちゃん、船着き場のおばちゃん、お掃除のおじちゃん、タクシーのおじちゃん、酒蔵の杜氏さん、ホテルのお姉さん....
旅行が終わった時に、「あの時の食べ物おいしかった。あの景色が良かった、温泉きもちかった」と思い出すのが一番最初かもしれないけど、
「振り返ると.....あの人良かったなぁ」、と思い出すことも多いです、
サービス良くしてもらったという気持ちも少なからずあるかもしれませんが、出逢った人の話し方、おもてなしの仕方、気持ち、考えに触れると、
「そんな考えがあったのか、そんな話し方があるのか」と、新しい視点を持てる気がします、出逢った人を知らず知らずのうちにリスペクトしています。
だから私は気が付かないうちに、初めて会う人ほど、リアクション良く誰にでも興味を持って話してしまいます。
あわよくば、ただでサービスを受けようと思ってはいますが、
あわよくば、旅行をより鮮やかにしてもらおうとも思っています。
「あぁ、たのしかった」と思える旅行には、一緒にいる友人と笑いあった記憶や、思っても見ない景色や人に出会えた体験が少なからずあります。
いくら調べたって、ルートを決めていたって、
やっぱり旅行は体験だし、「人」でなんだな、と感じます。
人をたらしてなんぼです。