【経験者が語る診断士試験ストレート合格に必要な3つのポイント】#中小企業診断士#TAC1・2次ストレート講座#60代診断士
前回の自己紹介に引き続き、今回は還暦過ぎのおじさん受験生のストレート合格までの道のりを僭越ではありますが紹介したいと思います。ところで、診断士試験のストレート合格(1次・2次ともに1回の受験で合格)者の割合はどれくらいなのか?残念ながら管見の限りわかりません。肌感覚としては、合格者の2割(5人に1人)以下ではないかと感じてます。因みに、60歳以上の合格率は昨年度(令和5年度)でいうと、1次では19%(全体29.6%)、2次では8.6%(全体18.9%)と合格率比では、いずれも10%近く低くなっています。まあ、還暦過ぎの人生経験だけは豊富な?おじさんは苦戦している様子が伺えます 。
1.合格までのスケジュール
さて、まずは、私の合格までのスケジュールを概観してみましょう。私は、短期合格を確実にするために、受験は受験専門校の通学を選択しました(選択したのは、TACの診断士1・2次ストレート合格講座です)。
2.ストレート合格のポイント
ストレート合格できた要因はなにか?という問いに対し、試験合格のための道程は、受験生の数だけあるといっていいでしょう。なので、王道はないというのが結論になりますが、私自身の体験からストレート合格できた要因は、次の3つの収斂すると思ってます。
2-1 繰り返しを重視する(1・2次共通)
具体的には、予習(WEB)→講義→演習(復習)というサイクルをを頑なに守り通しました。まず、合格までの大まかな年間スケジュールは、TACの講義スケジュールを基準に設定しました。幸い、TACの通学コースは、原則1週間に1回のペースで開催されています。従って、毎週の講義の1週間前には、講義内容をWEBで受講して次回の講義の概略を頭に入れておきます。だから、講義は、内容の確認の時間になります。そして、講義後1週間は、講義内容関連のトレーニング問題を繰り返します、このサイクルをひたすら繰り返していきました。
一言でいうと、サイクルを遵守し、繰り返しを重視するということです。
2-2 勉強会に参加した(2次対策)
通学コースの愁眉は、この勉強会にあったと言っても過言ではないでしょう。勉強会自体は、受験生有志の自主運営で行われるもので、TACのカリキュラムにはありません(但し、勉強会の立ち上げはTACの講師であるまどか先生の支援あってのものです!!)。
勉強会の教材は過去問。勉強会参加の前提として議論の対象となる過去問を解いて参加する必要があるので勉強会に参加することで、自ずと過去問には触れることになります。又、勉強会での議論で受験生の考え方を知ることもできます。おかげで、2次試験の本格的勉強期間は、1次試験合格後3ヶ月しかなかったのですが、この勉強会に参加していたことで、スムーズにはいっていけたことを覚えています。振り返れば、この勉強会が2次試験合格の大きな力になったことは間違いありません。
2-3.財務を得意科目とする(1・2次共通)
財務は嘘をつかない。これは、1・2次共通の法則です。特に2次では、4つの事例の1事例問題にすぎませんが・・。理由は明瞭。財務については学習⇒解答力アップ⇒得点力アップに最も確実に直結するからです。残念ながら2次試験の事例問題を得意とする一部の受験生を除けば、事例Ⅰから事例Ⅲで、絶対的な自信をもって試験に臨んでいる受験生はかなり少ないのではないかと感じています。2次試験受験後、合格を確信して合格発表を待っていた受験生もほとんどいなかったのではないでしょうか(勿論、私もその一人、合格発表で自分の受験番号を見つけたときは、ほっとしたというよりびっくりしたくらいですから)。
あまり格好よくないので、公にすることははばかれるのですが、私自身も2次試験で合格点(60点)をクリアーできたのは、事例Ⅳのみで、事例ⅠからⅢは、合格点に達していませんでした(総得点は240点は確保できていましたが・・)。なので、短期合格を目指すなら、財務力アップは必須アイテムと感じています。
3.最後に
わたしの実例や経験則は、数多いる合格者の1事例であり、1経験則にしかすぎません。しかし、還暦過ぎのおじさんがストレート合格したかなりレアーな実例であり、経験則であることも否定できないでしょう。
これから、合格を目指す受験生に少しでもお役に立てればと思い投稿しました。