【アイデアノート改】第11話 咲子と会う
晴男は、天田に相談した。
天田は、ボディーガードではなく、張り込みをしろと言った。そして不審者が現れたら、しっかりと捕まえて俺に連絡しろと言った。
SNSに関しては即閉鎖しろと指示され、SNSを閉鎖し登録者に「このSNSは閉鎖しました」との旨を伝えた。
数日後、晴男は、喫茶店で咲子と会い、謝罪した。
男の素性がわからないこと、そしてストーカー行為は親告罪になる事(天田に聞いた)を伝えた。そのうえで、自分が張り込みをすることを願い出た。
咲子は別に晴れ男の責任だと思っていないし、自分の軽率な行為を反省してるとも言った。ただ、その男の素性を知りたかったということだった。自分でなんとかするつもりだったらしい。咲子は男に直接注意しようと思っていたが、咲子が気づくとその男は逃げ出すらしい。
晴男は言った。
「迷惑はかけないんで、張り込みさせて下さい!」
咲子は、しぶしぶ承諾した。それから、晴男の張り込みが始まった。
どうやら、その男の最近の動きとしては、手紙をポストに入れているという。それが夜中にこっそり入れるみたいだ。そこを狙って、捕まえようという計画をたてた。もちろん、まわりの住人に気づかれては、咲子に迷惑がかかる。
晴男は、咲子のアパートの見えるところに、マンガ喫茶があったので、そこから夜中ずっと張り込みをすることにした。