H22 法規 問12
(a)
B種接地工事における接地抵抗値Rʙの上限は
遮断装置の遮断時間により、
1秒以下:600/Ig
1〜2秒:300/Ig
2秒以上:150/Ig
※Ig:1線地絡電流[A]→5[A]
問題文より、遮断時間は0.8秒であり、接地抵抗値は最高限度の1/3に維持されているので、
Rʙ ≧ 600/5 × 1/3 =40[A]
よって、(4)が正解
(b)
人体が空調機の金属外箱に触れた場合の等価回路を描くと、
回路全体の合成抵抗Rは
R = Rʙ + (Rₘ × Rᴅ) /(Rₘ +Rᴅ)
電源Vから出る電流値Iは
I = V/R
人体を流れる電流値をIₘとすると、分流則より
Iₘ = I × Rᴅ/(Rₘ + Rᴅ) ≧ 10 × 10⁻³
これに、
Rₘ = 6000[Ω]
Rʙ = 40[Ω]
V = 100[V]
を代入してRᴅについて解くと
Rᴅ ≦ 60.61[Ω]
となる。よって、(5)が正解。
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