機械19 単巻変圧器

変圧器の計算問題に進もうと思ったけれど、いきなり知らない言葉が出てきたので、一旦整理する。

単巻変圧器とは、一次側と二次側の巻線が絶縁されていない変圧器で、下図のような回路で表される。

この回路において、
 ab間の巻線:分路巻線(一次巻線)
 bc間の回路:直列巻線(二次巻線)
という。
「1分で2列に並ぶ」
とでも覚えておく。

この単巻変圧器の自己容量Pは、

 Pₛ=V₁I₁=V₂I₂

で表される。
また、二次側の端子ac間から取り出せる出力を負荷容量Pʟといい

 Pʟ=(V₁+V₂)I₂
  =V₁(I₁+I₂)

で表される。

単巻変圧器は一次側と二次側の巻線が共通なので、漏れ磁束が少なく、電圧変動率も少ないという特徴がある。

最後までご覧いただきありがとうございました!「スキ」をいただけると、今後の執筆活動の励みになります(^o^)/