機械08 直流機の電機子反作用

久々にインプット→即アウトプット

直流機に負荷が接続され電流が流れると、界磁による主磁束とは別に、電機子電流によっても磁束が発生する。これを電機子反作用という。

これらの磁束が合成されると磁束の流れに偏りができて、界磁による主磁束に悪影響を及ぼす。

具体的には、

・磁束が傾くことで、整流子が正しく働かなくなる
・磁束が偏ることで、有効磁束が減少する
・整流子間の電圧が不均一になり、フラッシオーバーが発生しやすくなる

などといった影響がでる。

このような影響の対策として、電機子電流による磁束を打ち消すために、以下のような方法が用いられる。

補償巻線
 電機子電流による磁束を打ち消すために、固定子の磁極の表面に、電機子と逆向きの電流が流れるように巻いた巻線。

補極
 固定子の磁極の間に、電機子電流による磁束の傾きを防ぐために設置する磁極。


詳しくは過去問から知識を吸収することにする。

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