H28 機械 問3 三相誘導電動機の原理

(ア)
交番磁界は単相のはなし。
設問は三相誘導電動機なので、回転磁界が正解。

(イ)
電磁誘導は、電流や磁界の変化を打ち消す向きに発生するので、打ち消すが正解。

(ウ)(エ)
固定子巻線は電源から電流を流すので一次、回転子巻線は誘導磁束によって回転するので二次。

(オ)
誘導起電力Eは、回転磁界の回転速度(同期速度:nₛ)と回転子の回転速度nの差(nₛ-n)に比例するので、回転子が停止している時の起電力をE₁とすると、

 E:E₁=(nₛ-n):(nₛ-0)
 E=E₁ ×(nₛ-n)/nₛ
     =E₁ × s

よって(5)はs

ということで正解は(5)。

誘導起電力が回転子と回転磁界の差に比例するというのは何となくイメージ出来てきた。
直流機の固定子は磁界も一定方向だけれど、誘導機は固定子の磁界が回転磁界なので、それよりも早く回るか遅く回るかで、起電力なのか逆起電力なのかが決まる、とういうような感じだろう。

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