電力19 配電線路の電圧降下
配電線路の電圧降下について。
送電線電圧をVs[V]、受電端電圧をVr [V]とすると、送電端から受電端に至るまでの電圧降下Vʟ [V]は次のように表される。
Vʟ=Vs-Vr
=I(r•cosθ+x•sinθ)
I:線路電流[A]
r:線路の抵抗[Ω]
x:線路のリアクタンス[Ω]
θ:力率
<単相2線式の電圧降下>
単相2線式の場合は、線路が往復2本あるので、電圧降下は2倍になる。
Vʟ=2I(r•cosθ+x•sinθ)
<三相3線式の電圧降下>
三相3線式の場合は、線間電圧は相電圧の√3倍になるので、電圧降下も√3倍になる。
Vʟ=√3I(r•cosθ+x•sinθ)
色々な解説を見ると、大抵ベクトルの図面付きで説明しているけれど、オームの法則と力率の考え方を組み合わせただけなのでそれほど難しくなく、式としても綺麗な形で覚えやすい。
なのでこれはこのまま覚えてしまい、問題をこなして身に付かせることにする。
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