戦争とは正義であり、人は争い続ける。

アメリカがちょうど中東に仕掛け、第3次世界大戦の始まりではないかと危ぶまれたので、戦争ということについて少し考えてみた。

日本は1945年の8月15日に終戦し、それ以来(多くの問題を残してはいるが)平和な国を築きあげてきた。
原爆の投下、多くの空襲。実際に戦争を経験していない私もその悲惨な歴史に触れれば、いやでも気持ちは沈むし、戦争なんて馬鹿げたことはするなと思う。
戦後、日本は戦争は世界最悪の行為として受け止め、絶対に戦争のない国を目指し、我々もそのように教育されてきたという事実がある。

きっと日本だけでなく、世界中の誰もが戦争のない世界を望んでいるし、平和で安心な世界はぼくらの目指すべき世界のはずだ。

だけど戦争はなくならない。

誰もが戦争を憎み、平和を望んでいるのに戦争はなくならない。人は争い続ける。

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ワンピースの有名なシーン、頂上決戦でのドフラミンゴのセリフである。

正義を語る海軍と自分の仲間を救い出したい海賊達の戦い。これは決して漫画だけの世界じゃないはずだ。

北朝鮮と韓国の未だ続く戦争。香港の内戦。イラクとアメリカの対立。各地で勃発する内戦。あげたらキリがないくらい多くの戦いがある。
歴史を振り返っても人類の歴史は戦争の歴史ともいえる。

正義とはそもそもなんなのか?仲間を助けることは悪なのか。何をもって悪と断定し、正義といえるのだろうか。

多くの内戦は政府の悪政とそれに対する市民の怒りが激突した戦いである。国全体を守らなければならない政府。自分の権利を守る市民。その戦いである。民主主義がこれだけ広がった世界でも未だ暴動が起きるし、つくづく完璧なんて存在しないのだと実感する。

戦争は正義のぶつかりあいだ

自分が自分の利益を守るためにぶつかるそれが戦争だ。それが武力で訴えたというだけである。みんな意見が違うし、考え方も立場も違う。自分自身を守るために戦うことはきっと悪じゃない。

だけど、戦争のような醜い方法はぼくの正義感からは反する。それは理解いただけるだろう。

私たちは誰かを悪人にしたがるし、そうしてないときっと自分を正当化できない。罪の意識で自分の心がつぶれてしまう。仕方がない。

だけど、戦いは正義と正義のぶつかりあいなのだ。それぞれが自分の立場や意見がある。それを理解しないと先に進めない。

戦うことはきっと間違えじゃない。自分の正義感を堂々と声に出し、間違っていると思うことを批判する。世界を一歩前進するのに本当に大事なことだと思う。

だけど武力や暴動での解決は、違う誰かを傷つけ、新たな悲しみを生んでしまう。

正しい答えはないけれど、今の時代に求められていることは対話なのだと思う。あらゆる立場や文化を理解し、それぞれが自分の考えとの差から妥協点を探り合い、よりベターな選択を選んでいくしか方法はない。

問題は尽きないし、自分自身も多くの問題を抱え、引き起こしているのだろう。その中で私もベターを選択していこうと思う。

この世界の悲しみが少しでも断ち切れますように!

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たっくみー
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