ジャズの魅力
大学に入るまではジャズの魅力がわからず、「適当に弾いてるだけ」という印象でした。ピアノの入りがクラシックだったのもあり、「譜面に書いてある音符を如何に解釈し、表現するか」という世界にいたので、ジャズの「即興」という表現がわからなかったわけです。
大学に入って、たまたま入った音楽サークルがジャズ・フュージョンに強いところだったのもあって、聞き始めるわけですが、ジャズには
・テーマ(メインとなるメロディ)
・アドリブ(Improvisation、Soloなどと呼ばれる即興)
・掛け合い(ソロ回し)
で構成されていることが多く、つまりは「即興を聞かせる音楽」なんですね。もちろんテーマは提示としては大事ですが、そこを聞きたいわけではないというか。
管楽器のような単音楽器だと、どれだけ魅力的な音の連なりを作るか、というところでしょうし、ピアノやギターなどの和音楽器の場合はハーモニーも含めてジャズの魅力だろうと思います。自分はピアノ弾きがメインなのですが、まだこの「和音」を研究しているところで、なかなか「これ!」というところにたどり着けなかったりします。難しいんです。
ジャズの魅力は、
・ソロの魅力
・リズムの魅力
・和音の魅力
・楽器同士の掛け合いの魅力
あたりかな、と思います。
それぞれが、メロディとコードしか書いていないリードシートを基に、その場で音楽を作り上げていく、極めてスリリングな音楽と言えると思います。
もっと年少の頃に、そういう解説を聞けたら、おそらくクラシックピアノを早々に放り出して、ジャズに転向したんじゃないかなと思います。
一方で、クラシックの世界の奥深さも、好きですよ、あしからず。