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道には迷わない。

いつもいつでも道に迷っている。
そんな人が周りにいませんか?

不思議で仕方ないんですよね。
左に曲がってトイレに入ったのに、トイレを出て左へ向かう人。
目印を聞いているのにそれを探そうとしない人。
現在地を確認していないのに進み始める人。
はたから見ていれば不思議で仕方ないけれど、本人はいたって真剣。

一体なんでこんなことになるのか?
ちょっと考えてみましょう。

道に迷うのはなぜ?

考えられるのは、3つです。

①今いる場所がわからなくなる。
②目的地がわからなくなる。
③次にどちらへ進めばいいのかわからなくなる。

①今いる場所がわからなくなる。

自分が今どこにいるかわからなければ、目的地の住所がわかっていて、道順がわかっていても、たどり着くことはできません。
自分の置かれている現状をしっかりとわからないことには、スタートできないんです。
マラソン大会にエントリーしても、スタート地点がわからなければ、参加することはできません。

②目的地がわからなくなる。

自分がどこを目指していたのかわからなくなると、今いる場所がわかっても、たどり着くことはできません。というか、たどり着いても、たどり着いたことに気付きません。どこを目指して走っているのかわからなくなったら、ゴールすることは叶わないのです。

③次にどちらへ進めばいいのかわからなくなる。

現在地がわかって、目的地がわかっても、道順がわからなければ、ゴールすることはできません。右に曲がるのか、左に曲がるのか、それともまっすぐ行くのか。当てずっぽうでは辿り着かないですよね。たどり着いたとしても、大きなロスになります。

道に迷わないようにするには、
①現在地を知ること ②目的地を知ること ③道順を知ること
この3つが大切だということです。

何が言いたいねん!?

長々と方向音痴をディスっているように感じたかもしれませんが(ごめんなさい)言いたいことはそうではないんです。

「やりたいことが見つからない」
「何をやったらいいかわからない」
「どうやってやればいいかわからない」

あなたは、こんな悩み事を抱えていませんか?
これも、道に迷うということではないでしょうか。

道に迷うのはなぜ?

端的に言えば、自分と向き合ってこなかったからです。

自分と向き合ってきたならば、道には迷いません。

なぜなら、
現在地を知り、目的地を定め、道順がわかっていれば、そこに淡々と向かっていくだけだからです。

あなたの道はあなたにしか歩めません。

でも、もし誰かに言われるがままに、ここまで歩いてきたとしたら、自分の現在地なんてわからないでしょう。目的地もないでしょう。道順も、言われるがまま。
自分の道なんてものがあるとは考えもしないでしょう。

他の人が歩いている道を見て、「いいなあ」「素敵だなあ」と羨むこともあるかもしれません。でも、それはその人の道であって、あなたの道ではない。
他人の道を歩もうと努力することは、辛く苦しいです。

他人の道を歩めば、道に迷います。
現在地も、目的地も、道順も見失っているのだから当たり前です。

道とは未知なもの。

僕の仕事は小学校の先生です。子供たちが自分の道を、一歩ずつ歩んでいけるようにするのが僕の仕事です。

日々、教室で過ごす子供たちに、自分と向き合うことを求めるのは、自分の道を自分で歩んでいけるようにするためです。
できるようになるには、やってみるしかない。
その、「やってみる」を保証する場が学校であり、教室だと思います。

道は未知です。
先が見えないからこそ、面白い。
わからないからこそ、面白い。
そうやって、自分で道を切り拓いていける奴らを育てたいのです。
そんな奴らの作る未来を見たいのです。

あなたの道はあなたしか歩めません。
道とは未知。
未知だからこそ面白い。

まだ見たことのない自分の道を、一歩ずつ歩んでいこうぜ。

それでは。
Good Luck!!

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