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しあわせを未来へつなごう

阪神淡路大震災から30年。
神戸に生まれたわけではないし、神戸で育ったわけでもない僕が、いま、神戸で働いているのは、この震災があったからかもしれない。

父は消防士だった。
神戸の街を守り続けた。
父親として大きな背中を見せてくれた。

2人の妹は消防士になった。
神戸の街を、加古川の街を守る仕事。
人々の未来を守る仕事をしている彼女たちを、尊敬している。

僕は教師になった。
神戸の街の子どもたちを育てる仕事。
人々の未来をつくる仕事をしている自分自身を、誇りに思っている。

30年限界説という言葉を聞いた。
ここに立ち向かうことが、教師として僕がやらなければならないことだと思う。
子どもたちの感想に、「経験していなくても、伝えることはできるのだとわかった」とあった。

確実に伝わっている。
前に進んでいる。
明日は明るい日。

2人の息子は学校で学んだことを家でたくさん話してくれた。
伝える人がいる限り、繋いでいくことはできる。

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