ばあちゃんと暮らす〜15日目〜
2月20日 木曜日。
今日の天気は晴れ。ポカポカ温かい天気。
暑がりな私はまだ2月というのに、トレーナーとパーカーの2枚だけで過ごした。気分は春。最高。
今日は木曜日。週に2回の通院日の日。
朝いつものようにふすまを開けて「おはよう」というところから一日が始まる。
今日のばあちゃんファーストルックは、ソファーの上。昨日もらったつきたてのあんこ入りの餅を食べていた。私は昨日食べたカレーうどんのカレーと食パン、ホイップ付きの叔母特製バナナケーキを食べた。幸せな朝だ。
ご飯を食べ病院の時間までゆったりする。ばあちゃんは病院に向かう1時間前には準備を完了し、いつものようにソファーに座った。
ーーーーー10:37ーーーーー
そろそろ出かけようかと腰を上げ玄関に向かう。
フラフラするばあちゃんを支えながら、玄関を出る。
いつものように病院までの長い階段を降りる。ビルの影が長く天気の割に寒さを感じた。
ばあちゃんは階段を降りるとき、左手に手すり、右手に杖になる。
「ばあちゃん掃除しようごたあね」と笑いながら深緑色の手袋をつけた左手を見せてくる。
階段の残り3分の1を残し休憩をする。階段を降りると腰が痛くなるみたいだ。
ばあちゃんを病院に見送り家に買える。最近ハマってる「知らなくてもイイコト」を見ながら迎えに行く時間までのんびりする。
ーーーーー11:57ーーーーー
ばあちゃんを迎えに病院に行く。ロビーにはまだいなかったので受付の方に聞く。まだ治療中とのことなので「じゃあ少し待たせてもらいます」と言ってソファーにつく。
ーーーーー12:06ーーーーー
ばあちゃんの治療が終わる。主治医の先生に支えられながら、よたよたと歩いてくる。なんだかまた悪くなっているような気がして不安になる。160円を受け取り、支払いを済ませ病院を出る。ばあちゃんのバックを持ち、手をつないで長い階段を目指す。階段は降りるより上りがきつそう。少しでも足を下ろす場所を間違えたらフラっとコケてしまいそうに危ない。あと上りのときは途中休憩が必要になる。腰を休めたいみたいだ。今日は最後の階段は諦めてエレベーターに切り替える。エレベーターに向かうところで「このドア開けれんくなった」と言う。建物って意外とみんなが不自由なく使えるようにはできていない。この先、これから、どうなっていくのか不安である。
ーーーーー昼ごはんーーーーー
みんなで一緒にカレーうどんの残りのカレーにご飯を入れて食べる。3人で食べるごはんはとても楽しくてとても美味しい。私はまたバナナケーキと大福を食べてたらふくになって図書館に向かう。
ーーーーー図書館から帰ってきてーーーーー
私が買ってきたぬれ煎餅をみんなで食べる。おばちゃんは「あまい」と言いながら食べた。早めにお風呂に入り、4時11分にビールを解禁した。私の言う「ぷはあ」がばあちゃんは好きなようで「ぷはあ」と言うと振り向く。「それ少し頂戴。あんたが飲みよったらどんなもんかと気になって」と私の金麦に手をのばす。「苦い」と顔をしかめながら返す。
ーーーーー夜ご飯ーーーーー
手羽先の焼いたやつ。(メキシコのスッパ辛い塩をかけたものと、香草たっぷりのオリーブ塩。)わかめサラダ。わかめスープ。マーボウ豆腐。おばちゃんは料理上手。今日もとっても美味しかった。わたしはまたバナナケーキを食す。
夜ご飯の後はみんなで白夜行を見る。9時前になり「秘密のケンミンショーみる?」というと「見る」と言った。ケンミンショーを見ながら隣の部屋にいる私に声をかけながら見ていた。
今日の敷布団は3枚。ばあちゃんの提案で一枚増やした。私も体が痛くなってきていたところだったので気遣いがありがたい。
私はと言うと、これからの人生どうするかで不安な夜だ。生理がきて人生もう一度スタートというのを実践してみたい。
今日もありがとう。
あしたもばあちゃんが元気でありますように。
つたない文章。これが私のありのままの言葉。