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やりたいことを100個書く

コーチングを学ぶ同僚の勧めで、「やりたいこと100個書く」をやってみた。 隣の雑談のサクちゃんも「やりたいこと100個」のこと言ってたから、興味あったんだ。

100個、想像通り難しい。油断するとすぐ、「やらなきゃいけない」とうっすら思っていたことも「やりたいこと」として列挙してしまい、ちがうちがう、やりたいこと、と自分に言い聞かせることになる。

しかしふと、「やらなきゃいけない」は、「それを達成した自分になりたい」から発動することもあるのでは。そういう意味では「やりたいこと」とみなすこともできるのでは。と思いなおして、やはり思いつくままに書き連ねるようにした。

似たようなものが沢山でる。そして、手が届く現実的なものが多い。これが若いころなら、もっと無茶な、壮大なものが出てきたのかもしれないな。

やってみた感想を同僚と話すなかで、「取り組んでるとき、自分が親だから、とか、どうせこれはできないから、とか、欲望に制限をかけることはなかった?」と尋ねられた。

確かに、わたしの「やりたいこと」には夢のようなものがない。それはたぶん、自分の環境や状況を鑑みて制限をかけているのではなく、歳を重ねて経験から自分にとって心地良いものがわかるようになり、その心地よさが自分らしさの一部だと理解した末で、素直な結果として出ているのだと思う。

無理をする居心地の悪さは、これまでたくさん経験してきた。それは今の自分には必要ない。

何とか書き出した100個をあらためて眺める。文化的なものを吸収し、人と語らい、自分に問いつづける。無理なく楽しく働き、社会とつながり、何らかの役に立っている。たまに旅をしたり、娘とちょっと新しい経験をする。

いまのわたしの考える、わたしのあり方は、ちからが抜けていてちょうど良い感じ。そうあれるために、やり方を少しずつ変えながら実行していく人生。今はそれで構わない。

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