見出し画像

【3分経済Study】なぜ日本は経済成長できていないのか?

さて、本日も1日3分の勉強を開始しましょう!

今週は経済に関して色々とまとめてきました。

・日本は豊かな国なのか?
・日本は経済的に成長しているのか?
・世界で経済発展している国は?

などを勉強してきました。
(過去記事は本記事にリンクあり)

昨日の記事では、日本は世界をリードして経済発展している国々と比べ、経済成長できていないことが分かりました。

本日は、なぜ日本が経済成長できていないのか?を考察してみます。

本日の記事は、タチサラが日本の上場企業で
10年以上働いて感じた個人的な見解です。

あくまでも、一人のサラリーマンが感じる
意見という視点でご理解ください。

いきなり結論ですが、なぜ日本が他国に比べて成長率が低いかというのは、

『過去の成功にしがみついている人・企業が多い!』と考えます。

私のキャリアは特殊です。

・システムエンジニア
・国内営業
・海外営業
・ビジネスディベロップメント
・組織の幹部

と多岐にわたっての業務を経験しています。その経験から非常にたくさんの人と話をする機会があり、沢山の人を見てきました。

その経験を踏まえ、「過去の成功が、輝かしすぎる栄光」であるために、今一度成長できていないと考えています。

では、本当に日本は過去に成功していたのか?具体的に数値で見てみましょう。日本は平成元年は、とてつもない国でした。時価総額の観点から見てみます。

<時価総額とは?>
時価とは株価がその日の市場での価格の事を時価と言い、総額はその時価に発行済みの株式数を掛けた数字の額のことを言います。
つまり、株価に発行済み株式数を掛けて、その総額で個々の企業の市場での価値を表し評価する為に時価総額が使われる。

よく使われる言葉も、改めて理解しておくことも大事なので、わからないことはすぐ調べて理解するようにするのは大事です!わからないことは、その場で解決しましょう。ググれば1分でわかります。

では、平成元年の時価総額世界トップ10です。

<平成元年の世界時価総額ランキング>
1位:NTT、1638億ドル
2位:日本興業銀行、715億ドル
3位:住友銀行、695億ドル
4位:富士銀行、670億ドル
5位:第一勧業銀行、660億ドル
6位:IBM(米)、646億ドル
7位:三菱銀行、592億ドル
8位:エクソン(米)、549億ドル
9位:東京電力、544億ドル
10位:ロイヤルダッチ・シェル(英)、543億ドル

この世界時価総額ランクというのは、企業の価値のランキングともいえる指標ですので、『平成元年は世界トップ10のうち、7社も日本企業』が占めていました。

11位にトヨタ自動車、17位に日立製作所、18位に松下電器、20位に東芝などと、世界の時価総額トップ50のうち、なんと32社も日本企業が占めていました。

次にアメリカが17社という状況で、ぶっちぎりで世界の経済至上を日本がリードしていたという栄光があったのです。

では、次に平成最後の年、平成31年はどうでしょうか?以下ランキングを見てください。

<平成31年の世界時価総額ランキング>
1位:アップル(米)、9644億ドル
2位:マイクロソフト(米)、9495億ドル
3位:アマゾン(米)、9286億ドル
4位:アルファベット(米)、8115億ドル
5位:ロイヤルダッチ・シェル(英)、6368億ドル
6位:バークシャーハサウェイ(米)、5150億ドル
7位:アリババ(中)、4805億ドル
8位:テンセント(中)、4755億ドル
9位:フェイスブック(米)、4360億ドル
10位:JPモルガン(米)、3685億ドル

※ 本日のデータ参照元 ※
平成31年に関してはYahooファイナンス
平成元年に関してはダイヤモンド社のデータ

残念ながら、日本はランクインしておらず、「トップ50位まで見ても、トヨタ自動車が43位で1社しか入っていない状況」です。

データから見ても
日本が世界をリードしている状況とは
お世辞にも言えません。

自分は、現在アジア各国の20か国を見ているポジションで、本当にたくさんの国の人と仕事しています。

中でもやはり日本人は、勤勉に、会社のために働いている人が多いです。

ですが、成長していないのは、冒頭で述べたように「昔の華々しすぎる成功体験をした方々」が、現在の新しい時代の風に乗り切れていないからだと感じています。

それもそのはず、平成元年の世界をリードしていた時に、バリバリと働いていた20~30代の方が、今の会社のトップなんですから。

そういった人たちを責めているつもりは全くありませんし、逆に現在の50~60代の方々を尊敬しています。

ただし、世界のトップ企業と同じレベルでビジネスをするには、今のままの日本の企業体質ではいけないというのがデータから、明らかに読み取れます。

私のような若輩者では、どうしたら日本企業が世界に返り咲けるのかまだわかりませんが、世界のトップ10に入るような、

・クリエイティブ/Creative
・イノベイティブ/Innovative
・フレキシブル/Flexible

に、世界と戦える企業が出てきてほしいものです。

頑張れ日本!

以前の記事も以下にリンクしておきますので、経済の内容に興味のある方は、こちらも参考にしてください。

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

また明日お会いしましょう。

~タチサラ~

サポート、スキ、フォロー、一つでもしていただけると今後の活動の励みになります!