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【第8話】自尊心と良い製品をつくることの関係性とは?
この記事は、下記リンクのマガジン【第1話】から順番にお読みいただくと、より深く理解でき、また楽しみながらご覧いただけます。
前回の記事では、仕事をする上で自尊心を育むことがいかに大切かを説明しました。
今回は、この自尊心を育むという話を少しスケールアップして考えてみたいと思います。
◆よい製品の製造することの価値とは
結論から先に言うと、よい製品を製造することはその製品をつくっている国民の自尊心を高めるとマズローは考えていたんです。
その国で製造される製品の品質は、その国の国際的な地位に影響を及ぼすことは言うまでもありません。
そのうえで、他国から賞賛される製品を多く持つ国は、国際的な評価が高くなります。
そして、よい製品やサービスが世界的な評価を受けることは、自国民の自尊心の向上に繋がっています。
このような理由から、国民の自尊心と製造される製品やサービスへの評価は関連性が高いのです。
したがって、もし自社製品が世界的に評価されるようなものであれば、それは日本人の自尊心を育むことに貢献していると言えるでしょう。
なお、マズローが生きていた当時の日本においては、自動車やカメラといった製品がこの役割を担っていたので、このことが当時の日本人の自尊心の向上に影響していた可能性は高いとマズロー述べています。
また、このことは、自国のスポーツ選手が国際的な場で活躍することや、自分が所属する学校の同級生や母校の後輩が部活動などで優秀な成績を収めることに対する人々の様子から考えても、ほぼ間違いないとも分析しています。
つまり、自分の自尊心を高めることと、自分の周りの人々の自尊心を高めることは切っても切れない関係性なのです。
自分の傷ついた自尊心を回復することは、自分自身の人生をより充実させるだけでなく、社会的な意味でも有意義なことと言えるでしょう。
そのキーワードとなるのが、このマガジンの以前の記事で解説した自己実現であり、B価値の追求なのです。
仕事を通して自己実現すること、人間であれば誰しもが本来追求したいと望んでいるB価値の追求をすることは、自分の自尊心を高め、社会的な良い影響も与えます。
今回は短めの記事ですが、この辺で。
次回へつづく…
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