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よさこいでマウスシールドは使用禁止にしてほしい

YOSAKOIソーラン祭りの関連イベントで

つい先日行われたらしい、YOSAKOIソーラン祭りの関連イベントの動画を、たまたまYouTubeで見かけた。

そして、その映像に驚愕した。

司会をつとめている学生実行委員会のメンバーと思しき2人は、いわゆる「バカ発見器」(とある医師命名)こと、マウスシールドをつけて司会をしていたのだ。

だったらつけないでやった方が百倍ましである。

尾身先生が繰り返し「国民の皆さんに対して誤ったメッセージを送ることになる」と言っていたのは、例えばこういうことなのだ。

チームの演舞動画もあるようだったが、バカバカしいのでそこで観るのを止めた。

YOSAKOIソーラン祭り新型コロナウイルス感染予防ガイドライン

昨年の募集要項だと、マウスシールドの使用を肯定していて、今の学生実行委員会には北大か札幌医大の学生はおらんのかとむちゃくちゃ怒ったのだが、現在YOSAKOIソーラン祭り公式のサイトに上がっている「YOSAKOIソーラン祭り新型コロナウイルス感染拡大防止ガイドライン」(pdf)には、こう記載がある。

(どうでもいいけどWordPressのフォルダ丸見え仕様って、どうにかならないものかなあ)

https://static.yosakoi-soran.jp/wp-content/uploads/2020/11/06010941/yosakoi_corona04-min.pdf

●演舞時以外は、出演待機場所への移動時も含め、原則として、マスク着用を励行する。但し、演舞直後などのマスク着用で、息苦しさを感ずるようであれば、必ずしも着用は要しない。

それって、演舞中はノーマスクってことか?冗談だろう?

11/21開催 YOSAKOIソーランステージ ‐NewWave‐

動画のイベントでの規定はどうなっていたのか、確かめてみた。

主催は、一般社団法人YOSAKOIソーラン祭り組織委員会となっている。
https://www.yosakoi-soran.jp/news/2021w_newwave.html

感染予防対策について
《参加者》
昨年、札幌市の確認のもと制作したYOSAKOIソーラン感染予防対策に基づき運営いたします。本公演の参加者は2週間の健康チェックを行っていただきます。また演舞中はマスク(もしくはマウスガードなど口を覆うもの)着用必須・身体的接触のある演出の禁止、演舞以外の時間はマスク着用の必須とします。今後、国や自治体の示す感染予防対策によっては変更になる場合がございます。

根拠になってるの、これか。誰が決めたんだ。

これだと、演舞中はマスク着用が原則で、マウスシールドの使用を認める、となっている。

まほろば衆さんのフェイスベールはややグレーだが、マウスシールドよりは百倍ましである。

阿波踊りは確かにマウスシールドを使っていたが、マウスシールドには感染予防効果が全くないことがわかっているので、かなり冷たい目で見ていた。

マウスシールドは、感染症予防にまったく効果がない

【医師が警鐘】マウスシールドは、感染症予防にまったく効果がない

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000041.000056624.html

意味のないものをわざわざつけて、さも「我々は感染予防対策をしていますよ」という顔をするのは、はっきり言ってただの詐欺だ。

まして、こういったイベントで運営側や参加者に感染者が出たら、2022年もYOSAKOIソーラン祭りは開催できなくなる可能性が出てくる。

組織委員会、本気でやる気ある?

12/10〜12/12 北海道元氣文化祭

さて、祭り公式サイトを見たら、12/10〜12/12に「北海道元氣文化祭」というイベントが開催されることがわかった。主催は、同じくYOSAKOIソーラン祭り組織委員会。

で、TwitterのTLで、このイベントの参加チームのこんな文言を見かけてしまった。

「マウスシールドでやろうと思います!」

だからマウスシールドはダメだと言っているのだ。勘違いして、マウスシールドが感染予防になると思い込むか、していれば許されると思う参加者が出てくると。

何のために観客はマスク着用を厳命されていると思うんだ。

しかも、よくよく読んでみたら、このイベントは内閣官房が行う「国のワクチン接種歴確認・検査等を行う技術実証」となっている。いいのか、こんなガバガバなイベントで技術実証実験して。

https://www.pref.hokkaido.lg.jp/kz/kks/81707.html

居酒屋やライブハウス、カラオケ屋での実証実験と一緒に「有観客イベント」の実証実験として行われる予定で、観客にはかなりきっちりと細かい指示が出ており、観客数も制限して開催される。

しかし主催者側の規制が11月のマウスシールドありの踏襲であれば、実証実験をやる意味がない。過度の接触を避けるために、リフトすら禁止されているのに。

組織委員会と札幌市保健所にメールした

さすがにこれは看過できないので、組織委員会(あまりあてにしてない)と、札幌市保健所にメールした。厳重注意の上で、マウスシールドを使用禁止にしてほしいと。

ご存知の通り、マウスシールドは、飛沫が上に吹き上がるだけで、飛沫の防止には全く役に立たないものです。

翌日両方からメールが来たが、まあ、何にもしないんだろうなあという塩対応な文面だった。

しかしイベントは実施される。

北海道庁の担当部署に電話した

この実証実験の頭は内閣官房だが、北海道での実務は北海道庁がやる旨が道庁のサイトに書いてあった。

https://www.pref.hokkaido.lg.jp/kz/kks/81707.html

1 趣  旨
  飲食店やライブハウス等においてワクチン接種歴の確認や検査のオペレーションを検討し、日常生
 活の回復に寄与する。

いや、これでは回復に寄与できんだろ。例えば居酒屋の店側がノーマスクに等しいマウスシールドつけてたら、私は帰るぞ。

ということで「問い合わせ先」にお電話。

→更に別の部署からコールバック→更に担当者へ、というルートで電話が回り、ようやく担当の方とお話。

ただ、この担当の方が、根本的によさこいの演舞がどういう状態で行われるか把握していなかった。

また、この実証実験は主に観客側のコントロールと感染予防が主眼で、参加者や運営スタッフは主催者側の判断になる、と。

・これだけ政府が口を酸っぱくして不織布マスクを着用するよう言ってるのに、主催者や出演者がマウスシールドを使うのは分科会の意図に反するメッセージを与えることになる

・よさこいの演舞では、間隔を開けるとはいっても移動や待機中は混雑する。また、大人数であることから、普通のコンサートのように演者同士で間隔を取って、客席の前列を空けたとしても、マウスシールドでは感染予防対策をしているとは言い難い状態になる。

・大人数の演舞でマウスシールドを着用することについて、内閣官房はどのように捉えているのか

といったことを話した。

頭が内閣官房であることから、道庁の判断では回答しかねるとのことで、内閣官房に確認を取り、週明けに回答を伝える、ということになり、とりあえずこちらは電話待ちとなった。

結果が出たらまた新たに記事を起こして回答内容を書くことにする。

もう、いっそマウスシールドは法律で禁止してくれ、マジで。

メディアとかもまるきり改める気がないようだが、せっかくここまで収まったのだから、今まで真面目にやってきた人達の努力を一瞬で無に帰すようなことをしてくれるなよ。

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