チームの組織構成 2.2001年度の組織体制

とってもダークな結末を思い返して、夜中に殴り書きのFAXがでろでろ出てきたり、かけた電話で1時間以上説教されて、固定電話なのに電話代が万単位いったりしたこととか、ろくな記憶が蘇ってこないので、本題の組織構成について書いていこう。

祭響スコブルでは、メンバー募集課(2001年度からは「快調部」)の誰かが、練習の見学に来た人にチーム紹介のパンフレットを渡して、チームの活動について説明していた。
基本的に通年で募集していて、本祭を観て入会する人も、あまり多くはないが、いたことはいた。

パンフレットの内容は、チームの理念と、組織図、これまでの活動実績一覧、等。他に何が載ってたか覚えてない……。

全員が踊り子で、踊らないスタッフは募集していないこと、ソーラン本祭だけでなく、通年で活動しているチームであること、ファイナルを目指していることは話していたと思う。

なお、その理念は理解した上で「踊らないけれど、どうしても入会したい」という人がいて、特例として「スタッフ」という扱いで入会した人がいた。
彼女はひじょうに有能で、その後、代表付きの「秘書」という役職もついた。
バックヤードにあの人がいたから、安心して演舞に向かえた。

それはともかく。

組織図を載せていたのは、クラブチームとして、どのように運営がされているか、みんなで運営しているチームであることを見てもらうため、で、良かったっけなあ(汗)

本来の組織図には、各部署の所属メンバー名が全部書いてあったのだけど、見学者に渡してたのは名前を抜いていたバージョンだったかどうか不明。
個人情報 # とは

入会した人には、もちろんフルバージョンの組織図を渡して、各担当の名前が書いてあるので、何か困ったことがあったら、誰に聞けばいいかわかるようになっていた。

代表・副代表・業務スイスイ部(統括役員)・秘書(代表直属)までが上層部(役員陣)で、その下に、各部署が所属していた。

完成形となった2001年度(2000年7月~2001年6月)からの組織で言うと、初年度の作品のかけ声にちなみ、8つの部署があった。

・P感部(チーム内広報誌「スコ天」発行)

・爽快部(Web・記録)

・極めて部(練習仕切り全般)

・快調部(メンバー募集・名簿管理)

・人力部(地方車)

・祭彩部(衣装・小道具)

・神隠し部(経理全般)

・Yeah!部(グッズ作成と販売・イベント仕切り・飲み会仕切り等)

各部署は必要に応じてミーティングを行い、上層部と各部署の部長が集まって、随時「部長会議」を行っていた。

メンバーの半分以上がいずれかの部署に所属して、何かしらの運営に携わっていたので、「自分達で運営している」という意識は、VOGUEよりは強かったと思う。

VOGUEは運営陣が少なく、活動内容もあまりオープンにしていなかったので、「お客さん」感覚のメンバーはスコブルより多かった。

ただ、ミーティングは大抵練習のあとだし、すごく時間がかかって、たいていどっかの店でやるからお金もかかるしで、みんなの負担が大きかったため、みんなで集まって話さなくちゃならないミーティングを極力減らすために、

・ミーティングの議題は事前に募集

・ミーティングの内容は共通フォーマットの記録用紙(Excel)にまとめ、上層部と各部署にメールで送って、お互いに情報を共有する→他の部署でフォロー可能な内容だった場合、ヘルプを出す

・各部署だけで決められないことや、部長会議で話し合って欲しいことも、ミーティング記録用紙に書いて、部長会議の議題としてあげた

・ミーティング参加者(ミーティング記録用紙に記載→経理が把握)には、少額だがお茶代を出した

・必要に応じて、部署合同ミーティングをしたり、他部署から担当者がミーティングに参加したりした

という方法をとっていた。

ミーティング記録用紙は、作るのはたいへんだったけど、よい方式だったと思ってる。
お互いに、何がどんな風に進行中かがよくわかった。

作品のネタバレの塊の衣装担当・祭彩部だけは、チーム内解禁までだいぶん気を使って記載していたが、試作品の材料とみられる「釣竿」や「紙粘土」といった、ちょっと意味がわからないですね、というものの領収書を精算しながら、あいつら、何作ってるんだろう……と、思っていた。

1月の本祭モードになったら、祭彩部には一定額を小口現金として渡し、諸経費は祭彩部内で精算をして、独自に帳簿をつけていた。

また、グッズ作成・販売や飲み会仕切りのYeah!部は、会計が独立していて、グッズ代金の受け取りや飲み会の集金はYeah!部が行い、グッズの販売利益を神隠し部に渡す、という運用になっていた。

イベントの仕切りもYeah!部だったが、ギャラやバス代などは神隠し部が担当していたので、私の荷物には領収書が、財布には収入印紙が常に入っていた。
昔は3万円から収入印紙が必要だったので、割とよく使った。
バス代が結構したのと、演舞後にみんなで乾杯する最初の1杯はチームで持っていたので、シーズンを通して、まあとりあえず黒字、というくらいではあった。

神隠し部は、ほぼ全部の部署に関連していたので、いろんなものの値段を覚えてしまう。
加えて、衣装プロジェクト時代に見積もりをたてたりもしていたので、今でも衣装や小道具、地方車を見ると、半ば自動的に値段を見積もってしまう。

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